身体教育


ロルフィングは、重力との調和。身体構造が整う、という10回シリーズの施術プログラムですが、もうひとつ。ロルフィングといえば「身体教育」という側面があります。あなたが知らないこと、一般にはあまり考えられていないことをお伝えする機会を持つ、というのが10回シリーズの意味あることの一つであると思います。

 

 

身体教育、といえば一般的には構造のお話

 

  • 一般的な構造の話

ロルフィングの身体教育、ということでまず思いつくのは体の構造。立ち方、座り方。など。その参考となるようなアドバイス。動きについて、そのアドバイス。などなど。

 

ただ、身体教育、に関しては特にプログラムがあったり話す内容が決められていたりはしません。ただ、10シリーズの施術の中で、流れのままに必要なことがあればお話しする、というスタイルです。

 

 

  • 人は構造以上の存在かもしれない

必要なタイミングで必要なことをお話しすることになるでしょう。

 

ですので、わたしの場合はSE(体からアプローチするトラウマワーク)の知識や、植物療法の知識、そしてなにより壮大な生命の世界からのバイオエナジェティックから見た世界のお話もすることがあるかもしれません。

 

 

私の体験と、わたしのお話。

 

  • 正しくしようとすると、窮屈になり、逆効果。

わたしが10シリーズをクライアントとして受けていたときは、、その頃の身体教育、というのはあまりピンと来てませんでした。

 

たとえば、足(つま先)がまっすぐ向いているのが正しいから、常にまっすぐ向くように気をつけること、とか。脚が股関節から外旋していたら動きは非効率だから、つねに膝がまっすぐ向くように気をつけて立つこと、歩くこと。胸が落ち込まないように、胸広げて下向かないでまっすぐ向くこと。などなど。そう言われました、が。。そんなん、気抜くとすぐ戻るし、しんどい。

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けど、真面目にやってました。10シリーズ完結してからも数年間はそう気をつけていたと思います。

でも、これじゃあ、うまくいかない。逆に窮屈になっていくんだ、と。後のロルフィングの学びの中で知るようになりました。とくに、イールドワークをロルフィングのトレーニング後の教育として学ぶようになってから、気づいたのだと思います。

 

 

  • 意図で変えることは、不可能。

姿勢を正したり、つねに足のつま先が真っ直ぐに、とか胸を張ったり、膝をまっすぐ出して歩いたり、、など意図を持ってコントロールしようとするとき、からだは、どこかに緊張を起こします。

 

そして、気を抜くと、すぐに戻る!

 

 

  • 意図で変えることの、不具合

意図して直そうとしたり、正そうとしたり、、コントロールしようとするときに起こる不具合について。

 

たとえば、脚が股関節から外旋している、つまり、膝が外を向いている。それをまっすぐ向くように、意識して気をつけるときに何が起こるか?まあ、やってみたら窮屈だと思います。これが正しいといわれても、体は窮屈、違う、といっています。そのとき、何が起こっているかというと、ひとつは、歪みの追加をしていると思います。

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その足の外旋の理由、原因が、、どこかお尻の筋肉が緊張して固く短くなっているとしたら?それが、足の骨を一方に引っ張っていて、その結果が、足の凱旋だとしたとき。それを解放しないで、意図により、(逆方向に引っ張る筋肉を作動させて)足を内旋方向に向けると?形は真っ直ぐに見えます。正しい形。

しかし、足の骨を動かす筋肉は、、「お尻の筋肉の緊張+意図により内旋に使う複数の筋肉」となっています。つまり、緊張がましているし、よりその原因が複雑化している。不具合を起こしている筋肉が増えている。

筋肉が緊張している、ということは、それだけ緊張のためのエネルギーを使います。疲れる。

このように、折り紙を一回折って。それを解くには、その逆の手順をしなければならないのに、さらにその折り紙をもう一回折って、、どんどん積み重ねていってしまう。意図によるコントロールは、逆のことが起こりがち。必要なのは、意図によるコントロールではない。

 

 

  • 意図を手放して、直る方法

意図を手放して体がアライメント(まっすぐな流れに沿うように整う。)する方法の一つは、知覚を使うことです。

 

たとえば、集中した視野から、周辺視野に変えると、、自然と体は緩みます。整います。しかも、がちっとした正しい形に固定されはしません。緩やかで、伸びやか。そして、柔軟性があり、適応力がある体になります。自然に、なります。コントロールがない状態。

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意図は、何かを変えようとしたり自分のコントロール下に置くのではなく、、”コントロールしない”意図を持つこと、”視野を広げようと”いう意図を持つ、など、意図の使い方がコントロールから自然体へ繋がるための方法に使われるようになります。

もうひとつが、体が変わること。これは、施術により達成されていきます。自然と。コントロールなしで。そして、施術自体も(バイオエナジェティックの手法により)意図やコントロールは一切なく、自然に。

 

 

  • 構造の”教育”だけだはなく、もっと重要なこと

このように、今まで知らなかったことのヒントを、身体構造についてお話しすることがあります。そして、もうひとつ。

 

体にとって、存在にとって、どのように”ある”のか、その立ち位置みたいなお話がきっと役に立つと思います。

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それも、こちらがあらかじめ決めて、こう話そうとか、この回でこの話をしよう、とかは固定されていません。それも、コントロールのないところで起こります。流れの中で、話や施術やその場の流れの中で。10回の中でそんなお話にならない、かもしれません。そのときどき、その方に必要なことが起こります。まだ、お話しできないこと、というのが、段階によってあります。

それは、体がそうならないと、、理解できないということがあるのです。だから、10シリーズには段階があり、そのシフトに応じて話すことが変わります。それはコントロールできることではないのです。私(のエゴ)が話したい、と思っても話せないこともあるのです。ご了承ください。

 

 

  • 大切なこと、バイオエナジェティック

その、もっと重要なこと、は。主にバイオエネジェティックの世界が背景にあるのかもしれません。

 

意図がなく、自然と、純粋でうつくしいものに、、シンクロするように調和していく。透明な流れに気がつく、すでにそこにあった流れに気づくことで、自然と、、そこに合わさっていくように整っていく。自分が何かを変えるのではなく、自分が静けさに変えられていく。アライメントされていく。。