ベーシック10シリーズの構成


ロルフィングのレシピの内容の概略です。このように考え抜かれた順序で目的の変化を促しているのですね。その向かう先は重力との調和です。

※簡単な図解は「図解!ろるふぃんぐ」ページをどうぞ。

 

 ■はじまり —  セッションの体験、展望と決意 —


  • セッション1:呼吸、自身への気づきの始まり 


全ての始まりです。ロルフィングとは? 未来への展望。ロルファーとの相性、使い手が少なくあまり知られていない手技(Yielding Work イールドワーク、バイオダイナミクス)との相性。このロルファーとの未来に可能性を感じられるか?これからともに進んでいくことへの決意。

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ロルフィングとは目的をもったセッションの積み重ねによる変化、身体の統合です。10回全て受けたときにロルフィングとは何かを知ることができるでしょう。

 

 ■表層 —  深さへ触れるための準備、変化の兆し —


  • セッション2:サポート、地に足がつくこと

  • セッション3:前後のボリューム、側方への信頼 


身体の奥深くに触れるための準備の期間です。この段階から変化を感じ取られる方はとても繊細な身体感覚を追うことができる方だと思います。まだ始まりの準備に過ぎません。

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Yielding Work(イールドワーク)という手技への反応性を高めていく準備の段階。そして、ロルフィングのコアセッション4〜7へ入っていく前の準備の段階でもあります。

 

 ■コア(深部) —  本質的変化への道、存在に触れていく —


  • セッション4:骨盤の前面・下方、内蔵空間、足

  • セッション5:骨盤の前面・上方、大腰筋、胸郭・内蔵空間

  • セッション6:骨盤の後面、仙骨〜背骨

  • セッション7:頭蓋、首 


さあ、いよいよ身体の知性に本格的に触れて行くことになります。本質的な変化が少しずつ静かに日常の生活の背景に歩みを進めて行きます。身体の深層のかすかな痙攣、言葉にできない新しい感覚。今までにない変化の現象を感じる方もいらっしゃることでしょう。

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※コアセッションに入ると変化が深いレベルで起こります。そのため途中でロルフィングのプロセスをやめることはおすすめしていません。また、セッションの間隔を空けすぎないことは身体にとって優しいプロセスになるかと思います。

身体の深層に触れていきます。ロルフィングの一つの目標でもある骨盤の水平性をセッション4〜6で扱い、セッション7で頭が楽に位置する状態へ向かいます。安定したサポート、内蔵空間の変化、空間認識。深部の変化は全身の根幹に関わることに気づくかもしれません。

 

 ■統合 —  全体がまとまりを持った存在へ、自由な流れ・調和 —


  • セッション8:下半身(上半身)
  • セッション9:上半身(下半身)
  • セッション10:全体(統合)しなやかな美しさ、全身の調和。

ここからがロルフィングの本領です。この段階に入ると、全身を一通り扱われた身体の反応性は高まっており、少しずつの様々なキッカケによりさらなる統合状態、まとまりのある全体性へと重力の中で導かれて行きます。以前とは違う何かに既に気づいていることと思います。

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セッション4〜7までで身体の深部に触れてきました。心身の統合、シリーズの終わりへ。完結すること。「終わり」には力があります。次の段階へ。あなたは新たな可能性の地に立っています。