南アフリカの喜望峰から見た海の写真です。ちっちゃい虹が出ていました。空と海の間、水平線の 真ん中に光っている、、みる人に幸せをもたらす『彩雲』というのですね。カメラを通すより 直で見るとハッキリと見えていました。

あのとき、、2年半が経った頃。わたしはインドにいました。。

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日本を出て2年半が経ち、わたしはインドのダラムサラにいました。 もう、旅を終わらせなくては。。

喜望峰、アフリカの最南端に行こう。 そこでなら旅を終えることができるかもしれない。。

。。

そこから続く道が今のわたしのワークにつながっていると感じています。


見えない世界だけど知覚できる現実。世界の裏側の別の層。。私の知っていること。ロルフィングとバイオダイナミクス。。

プロフィール」ページにロルフィングに至るまでの変遷を載せてみました。。


そこから広がっていく世界。

今まで私が歩んできた道、歴史には意味があったと思っています。わたしが辿り、知った様々な本質的なワーク、命の回復、そんなワークたち。

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トラウマワーク(ソマティックエクスペリエンス)、イールドワーク、バイオダイナミクス、、それらを取り入れ、私のロルフィングは変化を続けています。しかし、その世界は広く深く、、私だけで完結する世界だとは考えていません。10シリーズ完結後、新たな世界をみなさまにご紹介したり、お見せすることもあるでしょう。  

私の考えるロルフィングとは、重力と身体の調和、それと共に起こるあらゆる領域での変化、こころ、スピリット、その人の歴史、気づき、いったん新たな地平に到達すること。ニュートラルな世界、10シリーズの完結。そこから、それぞれの方のそれぞれの道を新たにスタートする地点。そこまでご案内すること、それが私のイメージするロルフィングです。

ロルフィングとは入り口であり、繋ぎ目である、そこから先には新たな別の世界が広がっています。

 

わたしのワーク

バイオエナジェティックのアプローチ

軽く触れるだけですし、服を着たまま受けられます。※エネルギーワークではありません、

  • 軽く触れるだけ。痛くない。
  • 服を着たまま受けられる。
  • 静かな、瞑想のような施術。

 

静けさを見つめる

問題や痛み、歪みを見つけてそれをなんとかしよう、、とするのではなく、それの出処、、本当の原因を見つけます。それは、なんとか消し去らなければならない痛みではなく、その本質は、静けさ、美しさにあります。それを見つけ、そこに関わりをつけること。すると、、。 ”不思議なこと”が起こります。

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体を緩める手技には、大きく分けて3つのタイプに分かれます。

(1)直接法:曲がったものを、逆方向に力をかけて真っ直ぐにするタイプ。たとえば、指圧など固いものをぎゅーっと力をかけて(緊張を増す方向に力をかけて)直接的に圧力で肉体を変える方法。一般的なマッサージなど多くはこのタイプです。一般的なロルファーさんが使う筋膜リリース(※)のテクニックもこのタイプです。

※筋膜リリースにも実はさらに3つのタイプがあります。
①強い圧力をかけて皮膚をスライドさせ、筋膜を直接伸ばすやり方。(一般的なロルファーさんが使うテクニックです。皮膚を肘などでスライドさせて圧力で筋膜を伸ばすやり方です。)
②関節を稼動域まで動かして、ストレッチするように筋膜をリリースするやり方。
③対象の場所の両端から、エネルギーを流して筋膜を解放するやり方。


(2)間接法:曲がったものを、さらに曲がった方向に力をかけて曲がりを強調させるタイプ。さらに曲がりを強調させると組織はたわみ緩みます。筋紡錘のセンサーなどにアプローチし、神経系がリセットされ、緊張させ続けていた脳からの指令が解除されることで、肉体は緩みます。

(3)バランス法:曲がったものを、力をかけて形を変えようとせず、緊張のないノーテンションのピンポイントの場所を探します。そのパランスポイントにしばらくいると、さまざまな解法が起こり肉体は緩みます。バイオダイナミクスのアプローチではこのバランス法を、さらに超繊細な瞑想のような感覚世界で行うことが一つの説明となるでしょうか。


このように、様々なテクニックがありますが、私は主に(3)のテクニックを使い、その中でもバイオダイナミクスのアプローチを中心にしています。しかし、手技に優劣があるわけではなく、必要な場面で必要なテクニックを使うことが良いと思います。私の場合は、(3)のテクニックがメインになっているということです。

 

病変とは、歪みとは、、それらを作り出したものは一体何か?それは、わたしたちを回復させる力=『健全』です。

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病変、歪みとは『真の健全』から生み出されてきたのです。。私たちを守るために。

健全とは、病変とは、、。(バイオダイナミクス、ロルフィング、から見た世界。)

バイオダイナミクスの考え方では、
病変、歪みを作り出してくれたものは『健全』と捉えています。

どういうことか。


。。。


たとえば、車と衝突したとして、ぶつかったところに衝撃が加わります。

(人間の身体は、力学的に考えると、バラバラになってしまうような衝撃がかかるそうです。)

バラバラになるような大きな衝撃に、耐えるために、健全がそこに歪みを作ってくれる。衝撃を吸収し、 全体としてのシステムをなんとか保つように働いてくれる。

歪みを作ったのは、健全。

それゆえ、歪みの元、その中心には静寂があり、
そこは健全に繋がっている。


。。。


歪みの「背景」にある、健全にまで降りていくことで、歪みは解放されます。

つまり、歪みそのものを、見て、なんとかそれを変えるのではなく、 その原因となる健全を見つけに行くこと。

これが、バイオダイナミクスの方向性です。もっとも大切なこと、問題ではなく、健全を見つける。

これだけです。

そうすると、施術者やその人の意図で変形させるのではなく、 その健全の領域で静かに待っているだけで、自然と、解決していく。その治癒力が身体にはあります。

それは、ただ解放され部分が全体から浮いた状態となるのではなく、 部分として、孤立していた歪みが、解放されると同時に、全体に含まれ、全体に還っていく。全体と調和していく。

これは、「統合」です。


。。。


統合とは、全体が調和した状態。

調和しているので、元に戻らない。

調和しているということは、新しい段階に移行していること、いつもとは違う身体になっているということ。

それは、何かを付け加えられた、身体ではなく、施術者に教え込まれた、身体ではなく、誰かに作られた、身体ではない。

より自然に、本来のまっさらな身体の、健全さに近づいていく、あなた本来の姿に近づいていくこと。。

***

ロルフィングでは、どうか。

やはり、歪みそのものを、なんとかしようとはしません。

歪みや痛み、そのものを扱うのではなく、その背景である、身体の調和、重力との調和、を扱います。

どういうことか、

。。。

イメージしてみてください。

様々な、歪み、いーっぱい、表面に浮かんでいる。あるいは深層の組織に、浮かんでいる。
それらを、ひとつひとつ扱うか?
キリがない。

それらの歪みが浮いている、その土台、その下にある本質の状態を、整える。

土台の整った身体。その上に浮いていた無数の歪みは、その依存していた土台が変わり、安定して均質になっていく。

ひとつひとつを扱うのではなく、土台となる、身体の構造。を扱う。

つまり、重力と調和した身体に近づくほどに、自然と問題は解決していく。

ロルフィングとは、
まさに、調和、身体の『統合』を扱うボディワークです。

***

一方、世の中には、トラウマ、傷、歪み、を扱うが、

その際にでてくるドラマに一喜一憂するものが、インパクトあるし、早いし、わかりやすい、流行る。

出てくるものに、みなさん飛びついて、驚いて、大好き。

でも、それ、キリないですよね。

あらゆる、傷を、トラウマを、歪みを?

どれだけ時間がかかっても、終わらない。

トラウマ遊び。。

解放、それ自体が目的では、終わらない。

統合されること。それが大切。

***

解放され、出てくるものに一喜一憂するのではなく、

『統合』されていくことが大切。

統合とは、部分が孤立したり、バラバラではなく、
あらゆる部分がその他のあらゆる部分と関係し、連動して滑らかに動ける。

全体につながりがあり、まとまり、統一感のある感じ。

安定感がある。落ち着いている。そんな感じ。


たぶん、大体こんな感じで施術してるだろうな。。

植物のチンキを作るのも、

施術をするのも同じつながりの中でやってます。

 

ハートで生きていくことはどんなだろう?

自分のために生きるのか、、それでは、苦しい。限界がある。その段階を経て、次の状態にシフトする。ハートで生きるとは?植物の世界と関わりを持つことと似ている。

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SELFLESS SERVICE(無私の奉仕)、HUMILITY(謙虚さ)、、HEART(ハート、愛)とは、バイオダイナミクスの基本的な立ち位置です。それを、ロルフィングを通して実現しようとしています。私のロルフィングの根幹にあるもの、、ハートの静けさの現れ、、みなさんにシェアできればと思います。

それはロルフィングのプロセスを経るごとに、自然と体の中に現れてきます。

 

ロルフィングの世界観

ロルフィングで目指すものとは

わたしはたぶん、バイオダイナミクスの世界観に深く影響を受けています、、。単に姿勢がよくなりパフォーマンスが上がることがロルフィングだとは思ってはいません。もう少し不思議な(?)視点をもっています。それは、言葉で表すとしたなら、このような感じかな、と思います。

 

上(宇宙)とつながり、大地とつながる。

どこかで、昔の人や、ネイティブアメリカンがもっていた、

生かされていることに、気がついていて、

感謝を持って自然と世界と接している。

本人は気がついていなくても。

 

 

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  • 10シリーズを通して自然と変わっていくこと

 

ロルフィングの10シリーズを通して、 

受け手の方の、中心軸が整い、胸が開いてきます。中心軸の深いところにはエネルギー的な静かな流れ(ミッドライン)があり、体の中を遮るものがなくなり、、すーっと重力が通り抜けていきます。

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そのとき、ふわっと足〜背骨〜頭頂までが、柔らかく伸びやかに空に向かっていきます。上下方向の通りが良くなると、その中心軸(ミッドライン)から周囲に放射していくように、全体が広がりをもち、柔らかな雰囲気になります。(ですので、10シリーズ開始前のぎゅーっと縮んでいた体と比べて、印象が変わり、若返ったといわれた、ということもよくあります。)ふわりと広がった体には、スペースが生まれ細胞間の代謝もよくなっていき、その変化は継続していきます。



体が変わっていく、、それとともに、さまざまな変化が起こります。対人との関係性、世界の認識、自己の認識、過去の認識、思考、感情の持ち方、、振る舞い、、もちろん、姿勢も。



体が変わる時、人生が変わります。それが、ロルフィングの醍醐味です。何が変わるのか?住んでいる世界が変わります。現実感が回復していきます。妄想や思考や感情の渦にいる限りは、現実は感知できないでしょう。そこから離れ、本来の自分の姿、ミッドラインにたちかえる。もし、何か揺さぶられるようなことがあってミッドラインからずれてしまっても、自然とそこに帰ってこられる。





そのときの世界って?

 

  • 自己の内がクリアに綺麗になっていく。

 

私の中のミッドラインが通っていく、静かな流れがある。透明。そこから、生命力が広がってくる、周囲に放射していく。透明な光。

私の身体を包む、液体のような透明なカラダ。生命力の代謝を行っている。透明な液体の知性。

受精卵の頃から、私を生かしてきた透明な液体。それは大人になっても、見えないカラダとしてここにある。

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過去の自己の歴史、世の中から受ける様々な衝撃、物理的な衝撃、感情の衝撃、透明な液体は歪みを持ち、ドロドロしたり質感が変わってしまっていた、それは、10シリーズを通して、バイオダイナミクスのアプローチにより、透明に還されていく。思考や感情やトラウマの渦が解消されてゆき、透明に戻っていく。

 

わたしが綺麗になっていく。クリアになっていく。

 

 

体がクリアになり、透明な流れが現れてくる。

足〜頭頂にかけての透明な流れ=ミッドライン(中心軸にあるエネルギー的な流れ)が現れてくる。

 

ロルフィングの10シリーズを通して、

受け手の方の、体の中はキレイにクリアになっていき、中心軸が現れてきます。これが、自己の内の統合です。が、私の世界観には続きがあります。

 

 

  • 世界との繋がりを取り戻す。

 

自己の内の統合が進んでくると、

液体の体はクリアに綺麗になり、ミッドラインが現れてきました。

そのとき、同時にハートが開いてきます。

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ハート、、。ここは、すべての癒しの源につながるすごいところ、です。

ハートから、世界を感じるようになる。頭や人間の理屈ではなく。

 

 

私がいて、世界がある。

わたし、地球、空。

 

私のハート、地球のハート、空のハート。

 

私を物質としてこの世界に現わしてくれているのは、地球からいただいた物質です。

フィジカル(肉体)とは、「愛」だという。

 

空、、さらに遠く、上へ、、上へ。。根源。

我々がやってきたところ、、宇宙、星、、人によっては神と呼ぶ。

 

根源と、地球との間に、わたしがいる。

 

 

根源のハートと、私のハート、地球のハート、、ミッドラインがあり、流れがある。

ミッドラインは、個人のうちにだけあるのではなく、大きな世界の流れの一部です。

 

その世界から、水平線が現れる。

地平があり、草原があり、木々がある。

動物がいて、川があり、水がある。

 

 

 

**

 

 

世界があって、わたしがある。

大地があって、自然があり、動物がいて、、。

 

 

木々があり、

草原があり、

砂漠がある。

 

 

空があり、

雲がある。

 

 

雨が降り、

太陽が照る。

月が明かりを灯す。

 

 

 

大地があり、

水が流れている。

 

 

空には星がある。

雲が流れていく。

 

 

 

 

天と地があり、

その間に自然界があり、

わたしたち人間がいる。

 

 

 

古い時代の人、アメリカのネイティブたち、

世界の中にわたしがあり、

天には、根源の存在を感じ、

大地に依り生きている。

 

 

自然の中に、木々の中に、

石の中に、いのちを感じ、

 

 

すべての

繋がりの中で、

生かされている。

 

 

感謝、

 

 

獲物を

獲り、

生きさせてくれている

食べられてくれる獲物に

感謝を捧げる。

 

 

 

歩くことが

それ自体が祈り。

 

 

それ、ちょー現実ですやん?

 

 

 

天と地とつながり、

その中に私がある。

自然界の中に命が宿る。

 

 

 

**

 

 

 

そういう感覚、

うっすらとでも、本能的に、あるいは、子供時代かそれより前か、

わかる、知っている、んじゃないでしょうか?

 

 

そんな、、ネイティヴアメリカンたちが持っていた

天と地の世界観の中に、

自己の内側がクリアに透明になった「私」がいる。

 

 

そこには、妄想やイメージや、

感情や思考の渦ではなく、

クリアで静かなリアルがあります。現実感があります。

 

閉じ込められた世界から、

でてくる。

 

本当の世界、

世界の背景の世界、その中で、静かな現実。

そことつながりを持ち

生きている。

 

リアル。

 

それが、わたしの持つ、

ロルフィングの世界観です。