ロルフィングの詳細



全10回で完結する

 

  • 体のシフトと意識のシフト

ロルフィングは全10回で完結します。10回で終わり、体が整い一つ段階がシフトします。

 

自分の在り方、振る舞い、生き方や考え方すらも思考や感情の渦から離れ、透明な自然界の空気のように(※)近づいていくそのようなシフトが起こるかもしれない。それがロルフィングの醍醐味。

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(※)、、それはもしかしたらわたしの本来の姿かもしれない、、思考や感情、想い、私を特徴付けるもの、”わたし”というものを全て取り外した時、最後に残るものはなんなのだろうか。エゴの外側にある本来の姿。、、

 

 

  • 自然な変化、矯正はされない

たとえば「体験記」のR.F.さまのように、そのシフト変化変容は自然のもの。

 

誰かが決めたり矯正したり思い込ませたりは決してしません。自然に光を見るように。”子供たちの中に光を感じる”ように。

 

 

1〜10回まで各回で何を施術するのか、内容があらかじめ決められている

 

  • ロルフィングとは手技のことではない

ロルフィングは、手技のことではありません。手技や手法は実はロルファー(施術者)によって全く違います。

 

私の施術は静かな瞑想のような施術です。服を着たまま受けられ、痛くはありません。

 

 

  • 身体構造を整えるプログラム

ロルフィングとは、手技ではなく身体構造を整える”プログラム”です。

 

全10回で完結しますが1〜10回の各回には内容や目的があらかじめ決められた「レシピ」があり、全てのロルファーはそのレシピに沿って施術を行います。

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レシピに沿って、各回の目的を達成していきます。そして全10回の目的を達成し終えた時に身体と重力が調和する、身体構造が整う、というワークなのです。

 

 

  • 私があなたを変えるのではない

誰かに何かを変えられたようなことはなく、あなたをわたしが作り変えてしまうことは決してありません。

 

あなたの体がそのように変化しようと進む、、私は従いその道筋に完全に沿うのです。誰かの”意図”で何かを変えられてしまうなんてまっぴらです。変化が導びかれる時にあるのは”自然の流れ”だけです。

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各回の内容や目的を達成するための手法や手技は、各ロルファーに任されています。一般的に多いのは強圧の持続圧で筋膜を伸ばし外側から施術者の意図で体の構造を変えていく、というやり方ですが、私の手法は真逆かもしれません。静かに瞑想のように、主に軽く触れるだけ、、体の内側から広がってくるような意図を入れない、施術者が変えようとするのではない、体の自然な変化が内側から広がってくるのを待つような、自然な施術です。

 

 

  •  バイオエナジェティック

わたしの手技は、バイオエナジェティックの手法です。過去の解消、つまりそれは、体の歪みの解消、保持しているエネルギーの解消、体に溜まった衝撃のエネルギー、感情のエネルギー、が去っていくこと。

 

すると歪みのために消費されていた生命のエネルギーは全体に還り元気になっていく。歪みで堰き止められていた代謝の流れが回復し滋養を与え毒を排出し、さらに元気になっていく。続いていく治癒の流れ。

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回復とは、何かを付け加えたり、正したり、矯正したり、直したりすることではなく、フロー(流れ、代謝の流れ、エネルギーの流れ、本来備わる自然な流れ、、)が本来の道筋のままに流れていくこと。フローが治療する、フローが押し流し解毒していく、フローが滋養を与え活力を与える、生かしていく。それは体が自然な姿に、透明な静かな流れに調和してきた時に、、自然と現れてくるもの。それはバイオエナジェティックの手法で導かれます。大事なことは、意図で変えようとするのでは決してなく、そこにすでにある生命の力の体現である”流れ”に従うこと。それがバイオエナジェティックの施術者の姿勢です。

 

 

構造が整う

 

  • 筋膜とトラウマ

ロルフィングでは、体の構造を整えることを目的としています。特に筋膜を扱うのが特徴です。

 

筋膜といえば、トラウマのエネルギーを溜めると言われているようで、トラウマの解消ということに興味を持たれる方も多いようです。

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わたしもかつてロルフィングに初めて出会った時はトラウマの解消に興味を持っていました。

 

 

  • 筋膜のネットワーク

筋膜とは組織を包み込む膜のことで筋肉だけに限りません。骨も、内臓も、筋肉も、、さらに小さいスケールでいうと各細胞の膜も包み込んでいます。

 

それらは全て繋がりがあり、大きな流れを作っています。

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たとえば、足裏から背面を通り頭頂を通り抜けて額まで繋がる筋膜の流れ、など。ですので前屈をする時、太もも裏がつっぱりそれ以上いかない、、となりますが、足裏をテニスボールを踏んだりしてマッサージし筋膜を伸ばしたあと、もう一度前屈するとさっきよりずいぶん曲がることができます。ロルフィングはこの筋膜に着目し、体の構造を全身を整えていきます。ですので、内臓も、、細胞までも変わっていく、ことになります。

 

 

解放と統合、トラウマと癒し

 

  • 解放で知っておくこと

解放に興味を持ったり望んでいたりする方は多いと思います。トラウマの解放、など。しかし、解放はちゃんと知っていて扱わないととても危険なのです。

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解放して放置すると、崩壊します。

 

 

  • 感情の解放

トラウマワークで、解放に興味を持つ方は多いと思います。感情の解放、それで終わりません。感情の解放などにはとてもリスクがあり注意が必要です。

 

解放の視点からはやるべきではない、というのが結論です。”統合”の観点からやるべきなのです。

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解放ではなく、統合が必要なのです。

 

 

  • 統合

ロルフィングの最大の特徴は”統合”にあります。統合が最重要。

 

統合とは各部分がバラバラになっているのではなく、全ての部分が連携しひとまとまりとなって全体が調和しているさま。調和、、全体性。

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部分を見ていても調和はありません。解放ワークにはキリがない。

 

 

  • 解放のしくみ

解放のワークは注意が必要です。解放だけしか考えていないと、、穴が開く。

 

たとえば、構造から見ると解放をして、そのまま放置すると、全体がバラバラになっているので崩壊します。エネルギー的にみると、そこに保持されていたものが出ていくと、、穴が開く。そこに別の何かが入ってきてしまう。それは大変危険なこと。解放で終わらず、統合すること。

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いや、もっといえば解放と”同時に”統合が起こること!が大切です。

 

 

  • 解放のまやかし

解放のワークが人気なのは、とてもいい感じがするからというのもあるでしょう。そのときは、連帯感を感じだり、高揚したり、、するかもしれない。

 

解放された、、しかし、気づいているかわかりませんが、、たった数日たつとそれは消え、しんどさは増している。頭痛い、、目がシパシパするし、きゅーっとなってくる。で、しばらくしたら、また解放ワークをする。徐々にうごけなくなっていく。

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(のちほど「神経系とトラウマ」のページで解説しようと思います。)

 

 

  • 統合された体

統合された体は安定します。何か影響を受けてもそのまま受け流せる。

 

エネルギー的には、地球に繋がり、アースされている。体の内側から広がってくる生命力が余分なものを押し出していく。

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構造的には重力と調和したバランスなので、疲れない。元に戻らない、戻る場所は調和したバランス点、そこは癒しが起こる点。

 

 

  • 解放ではなく統合

統合の際、体の変容の際、解放は起こります。そして、安定した統合状態にシフトする。

 

いや、解放して統合状態にシフトするのではなく、統合状態へシフトした時に解放のエネルギーが出ていく、という順番です。解放が目的ではなく、統合が目的なのです。

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解放のサインとしては、身体的には熱として出て行ったり、時には涙、時には稀ですが込み上げる微笑みとして。時には動きが出てきたり、眠りと覚醒の間で夢を見たり、記憶が思い出されたり、、感情が出て過ぎて行ったり。

 

 

  • 解消

去っていくものは去らせてあげる。つかまない。過去の思いや現象や、その時起こったことを分析したり思い起こそうとしたりはしないで、去っていくエネルギーはそのまま去らせてあげましょう。

 

つかみにいって、また引き寄せて取り込まないように。

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ひとは、その(外力として入ってきた)エネルギーや傷や歪みを個人のアイデンティティーとして、保持していたりします。大人は特に。

それがわたし、だと思っている。しかし、本当のわたしはそれではない。その歪み、エネルギー、保持している傷、それがあなたを覆いあなたの個性を形作っているように思うものですが、本当の姿はその傷の背景にあり全く損なわれずにそこにあります。

赤ちゃんや幼い子供は、傷や歪みは解放されたらもう掴みにいきません、手放す際も、あ、これわたしじゃない、はやくとって〜てなるようです。大人は掴みにいく、、去っていくものは元の全体に帰っていこうとしている、、。手放し、、追いかけない、、それが変化の時、、変容、、そして調和へ。

 

 

あなたを守っている生命の叡智 

 

  • あなたを守っている

元気になっていくとは、どういうことでしょうか。解放されトラウマがなくなったらいいのでしょうか?

 

いや、ちがいます。トラウマ、傷、歪みは理由があってそこに配置されています。あなたを守っているのです。

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傷、歪みを含めて今の全体がバランスを保っています。今、必要なバランスの一旦を担っているのです。傷や歪みには役割がある。

 

 

  • トラウマ、傷、歪み

あなたを守っている歪み。それを無理に取り外すと、、崩壊します。歪みはそこに配置され、全体のバランスを保っている。

 

歪みがそこに配置された成り立ちは、次のような比喩で説明されたりします。

 

 

  • 生命の叡智が歪みを作った

体は、われわれは、生きています。生きている不思議。からだには叡智があるようです。

 

心臓を動かし呼吸をし、、このような複雑な世界で、脅威に満ちた世界で、調和を保ち生きている。その叡智、その力を、、”健全”とバイオエナジェティックの施術者は呼びます。その健全が、歪みをそこに作ったのです。

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感情的であれ物理的であれ、何か衝撃を受けた時、、その衝撃が全体に波及し全体を壊したり崩壊したりしないように、そのエネルギーを一点に凝縮し、そこに保持して全体を守ります。その凝縮されたエネルギーを保持したものが物理的な歪みとして、そこに配置されたのです。歪みは全体を守っている!

 

 

  • 歪みを取り去る

歪みを取り去る、つまり、解放、、。すると、(人間の意図でやってしまうと、、)これはマズイということがわかりますね。

 

そこに健全により配置され、全体を守っているのですから。無理に取り去ると崩壊するか、別の何かが入ってきてしまう。歪み、トラウマは取り去れば良いというものではないのです。

 

  • 去っていける歪み

歪みはそこに配置され、全体を守っている。全体の癒しが進み、その歪みはもう役割を終え去っていける時がきます。

 

そのとき、解消のタイミングがくるのです。施術者がどれを取り去るのかを決めるのではなく、体の叡智に聞くのです。それがバイオエナジェティックの施術です。

 

 

  • 外力が去っていく

外側からの衝撃をそこに保持したのが歪みでした。外力は歪みの解消とともに外に出ていき去っていきます。内側には生命力があり、それが”本当のわたし”です。

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歪みにより作られたアイデンティティや個性ではなく、本来のわたし。本来の姿は、透明で静かで生命に満ちています。外側から入ってきたエネルギーは去っていき、同時に本来のわたし、透明な生命力で満たされていく。それが治癒。

 

 

  • 内側にある生命力

ポイントは外側からのインプットではなく、内側からの生命力で満たされていくということ。外側からではなく内側から。

 

外側からのインプットでは、さらに外部の自分ではないエネルギーを追加してしまう!)内側にある自分の本来の生命力、神聖な流れで満たされていくのが本来の治癒。

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治癒というのは、外側からインプットされる誰かの意図で何かを変えられたりはできません。 つまり、、施術者の作戦や都合、理論や理屈で体を変えようとするのは外側からのインプットであり、解消の方向とは逆。 

必要なのは内側からの生命力で満たされていく方向。施術者は自分のエゴの意図でエネルギーを注いでしまわないように、エゴのないところで対話し、体の叡智に完全に従い沿うことでのみ解消は起こり得ます。バイオエナジェティックの施術です。

 

 

  • 元気になっていく

健全により歪みが作られた時、歪みは体の中心にある生命力からエネルギーを吸ってそこに存在していました。歪みが去って行った時、そこに使われていたエネルギーがもう必要なくなり、全体に還っていきます。全体の生命力が上がります。

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歪みによって生命力が削られることはもうなくなり、全体がそのエネルギーを返してもらった。余力ができ、さらに治癒が進む。元気になる。そして、さらに、、歪みによって影になって届かなかったところまで滋養と生命の光を届けることができるようになり、その先に活力をもたらします。そして、解毒も起こっていく、、代謝が起こり、、さらに治癒が進む。そして、治癒されたところがさらに健全な代謝が起こり、治癒が進む、、癒しが進む。。体の不思議、命の叡智。

 

 

体が重力と調和する

 

  • 重力との調和がロルフィング

ロルフィングは、構造が整い”重力と調和する”ことが目的です。

 

重力と調和した身体とはどういいうものでしょうか?

 

 

  • 重力との調和とは

体の構造が整い重力と調和する、ということは、バランスがよいということ。

 

一般的なマッサージでは施術を受けてもすぐに元に戻ってしまう、といわれますが、ロルフィングではそうはならないのはなぜかといいますと、理由の一つには部分ではなく全体を扱っているということがあります。

 

 

  • 肩こりが治らないのは

たとえば、肩が凝るから肩をほぐす、ということをやるとすぐに元に戻るのは道理です。

 

ひとは重力の中を生きています。重力の中で立つには、動くには、バラスを取らなければ倒れてしまいます。

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肩こりの時に部分しか見ずに肩を揉むと、、肩だけが重力とのバランスから外れるので、バランスを再び取るために体は肩を元の位置(凝る位置)に戻さざるを得ませんね。だから、部分を直してもすぐ元に戻るのです。

 

 

  • 肩こりを治すには

肩が凝っているときに、肩を揉んでも意味がないのはわかりましたね。では、重力の中でバランスを取らなければ倒れてしまう体は、どうしたらいいのでしょうか?

 

肩が凝るような位置にバランスしている原因を解消しなければなりません。

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たとえば、右足首が曲がって着地しているために、左肩の位置が本来の自然な位置より左に位置することでバランスしているとしたら?左肩の前に右足首を施術する必要がありますね。では、右足首が曲がっている原因は?左頬の緊張にあるかもしれません。では顔のワークが必要です、、では左頬の原因は?、、キリがないですよね。部分を見ていてもいたちごっこでキリがない。この方法ではうまくはいきません。

 

 

  • 部分ではなく全体の調和

部分の施術のいたちごっこではキリがなく解決はないのなら、何を見ればいいのでしょうか?全体が調和すること、です。

 

全体が調和し、全ての部分がバランスをとり調和している状態を目指します。それが統合状態です。

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統合こそ、ロルフィングの最も優れた理論でしょう。

 

 

  • 重力が指標

体の構造が調和、統合されるためには、何を見たらいいのでしょうか?ロルフィングでは、重力との関係性を見ます。

 

全体が重力と調和したところが、目指す点で、調和が実現される場所と見ます。

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重力との調和、がロルフィングの目的なのです。

 

 

  • 重力との調和

では、重力との調和を見るためにはどうしたらいいのでしょうか??一番大切で悩ましいところですね、そこにどんな理論がありどんな理屈があるのでしょうか?

 

何を指針に施術をしていけばいいのか?私たちロルフィングの施術者にはその指標となる「レシピ」があり、そのレシピには理論や理屈、目的や施術の内容が書かれています。

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そのレシピに沿うことで、体は自然と重力と調和するようになる。というのがロルフィングなのです。なので、手技はロルファー(施術者)によって全く違っても、指標となるものは同じレシピです。レシピに沿っていますので、どんなロルファーから施術を受けても、結果がでるというのがロルフィングの特徴でもあります。※レシピの概略は「レシピ」ページを参照ください。

 

 

  • 要求に応える

ロルフィングでは、部分の解放のいたちごっこをするつもりはまったくないです。

 

ですので、肩が凝っているから肩を施術する、とは限りませんので、一般の整体やマッサージのようにクライアントさんの主訴の要求に応えるというよりは、体のバランスの要求に応えようとします。

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目指すのは重力との調和、体のバランスですので。

 

 

  •  ロルフィングあるある

 全体が重力と調和しだすと、問題の箇所、気になっていた部分も負荷が減り、部分の問題は自然と解消していきます。

 

緊張状態だったところは緩みリラックスし、弛緩してダラっとしていたところは適度なハリを取り戻す。

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自然と治っちゃう。だから、かつては痛みや違和感があったことをいつの間にか忘れていて思い出しもしなくなっている。治ったことに気がつかない、ということは非常によくあります。10シリーズ完結時に初期のメモを知らせると、あー!いつの間に腕の痺れがなくなっている!!とかよくあります。ロルフィングあるあるです。

 

 

元に戻らない

 

  • 元に戻らない

ロルフィングの施術の効果は持続し、施術前にまで戻ることはわたしの知る限りありません。

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もちろん、ロルフィングの10シリーズ完結後も人生は続き、出来事は起きます。そこで受けた影響は衝撃により体は対処していますので、バランスが変わったり問題を感じたりすることはあると思います。とくに、生命力という点ではワクチンの影響が最近は大きいと思います。完結後もバイオエナジェティックの施術を受けることは役に立つと思います。

 

 

  • 影響を受け流せる

体が重力との調和に近づいた状態では、周りの影響や衝撃、出来事に対しても耐性が強く受け流せるキャパシティは大きくなっていると思います。

 

ですので、10シリーズ前よりは楽に生きられるし体の不具合を感じる程度や機会も減っている方がほとんどのようです。

 

 

  • 変化は継続する

体は一気に変化して完成するというのではなく、生きて徐々に変化もしていますので10シリーズ後も体が変わって行っていることを感じる方も多いようです。

 

数年経ってから、”最近、生きていくのが楽になった”とメッセージくださる方もちょくちょくいらっしゃいます。

 

 

  • 体はサポートになる

数年経ってから、あのころは実は心理的に相当きつかった。施術を受けることがとても助けになった、とメッセージをいただくこともあります。

 

精神を心を、言葉や感情や思考により解消することも有効かもしれませんが、土台となるのは身体です。

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体からのアプローチを探究してみるのもいいかもしれません。(※精神疾患で通院しているのならボディワークは難しく、ロルフィングはお役に立てないかもしれません。ロルファーは心理の専門家ではありませんので、精神疾患に対しての対処はできません。ボディワークを受けるには医師の許可が必要です。)

 

 

  • ソマティックエクスペリエンス

心理系では体からのアプローチとして、安全で早いし効果もあるということで数年前からソマティックエクスペリエンスの話は耳にします。わたしも一時期トレーニングコースで勉強していた時期もありました。

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それももちろん有効ですが、やはり受けられるキャパシティがあるのなら、ボディワークが最もサポートになるとわたしは感じています。(※精神疾患で通院しているのなら、基本的にボディワークは対象外です。ボディワークを受けるには医師の許可が必要です。)

※神経系とトラウマに関しては「トラウマワーク」ページを参照ください。

 

 

  • 体が調和した時

身体と心は繋がっているのかもしれない。わたしとは誰なのか、世界とはなんなのか?関係性が変わっていく。体の変化とともに起こること、自然な変化であること。そこに立ってみた時にわかることがあるのかもしれない。

 

 


身体教育

ロルフィングは、重力との調和。身体構造が整う、という10回シリーズの施術プログラムですが、もうひとつ。ロルフィングといえば「身体教育」という側面があります。あなたが知らないこと、一般にはあまり考えられていないことをお伝えする機会を持つ、というのが10回シリーズの意味あることの一つであると思います。

 

 

身体教育、といえば一般的には構造のお話

 

  • 一般的な構造の話

ロルフィングの身体教育、ということでまず思いつくのは体の構造。立ち方、座り方。など。その参考となるようなアドバイス。動きについて、そのアドバイス。などなど。

 

ただ、身体教育、に関しては特にプログラムがあったり話す内容が決められていたりはしません。ただ、10シリーズの施術の中で、流れのままに必要なことがあればお話しする、というスタイルです。

 

 

  • 人は構造以上の存在かもしれない

必要なタイミングで必要なことをお話しすることになるでしょう。

 

ですので、わたしの場合はSE(体からアプローチするトラウマワーク)の知識や、植物療法の知識、そしてなにより壮大な生命の世界からのバイオエナジェティックから見た世界のお話もすることがあるかもしれません。

 

 

私の体験と、わたしのお話。

 

  • 正しくしようとすると、窮屈になり、逆効果。

わたしが10シリーズをクライアントとして受けていたときは、、その頃の身体教育、というのはあまりピンと来てませんでした。

 

たとえば、足(つま先)がまっすぐ向いているのが正しいから、常にまっすぐ向くように気をつけること、とか。脚が股関節から外旋していたら動きは非効率だから、つねに膝がまっすぐ向くように気をつけて立つこと、歩くこと。胸が落ち込まないように、胸広げて下向かないでまっすぐ向くこと。などなど。そう言われました、が。。そんなん、気抜くとすぐ戻るし、しんどい。

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けど、真面目にやってました。10シリーズ完結してからも数年間はそう気をつけていたと思います。

でも、これじゃあ、うまくいかない。逆に窮屈になっていくんだ、と。後のロルフィングの学びの中で知るようになりました。とくに、イールドワークをロルフィングのトレーニング後の教育として学ぶようになってから、気づいたのだと思います。

 

 

  • 意図で変えることは、不可能。

姿勢を正したり、つねに足のつま先が真っ直ぐに、とか胸を張ったり、膝をまっすぐ出して歩いたり、、など意図を持ってコントロールしようとするとき、からだは、どこかに緊張を起こします。

 

そして、気を抜くと、すぐに戻る!

 

 

  • 意図で変えることの、不具合

意図して直そうとしたり、正そうとしたり、、コントロールしようとするときに起こる不具合について。

 

たとえば、脚が股関節から外旋している、つまり、膝が外を向いている。それをまっすぐ向くように、意識して気をつけるときに何が起こるか?まあ、やってみたら窮屈だと思います。これが正しいといわれても、体は窮屈、違う、といっています。そのとき、何が起こっているかというと、ひとつは、歪みの追加をしていると思います。

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その足の外旋の理由、原因が、、どこかお尻の筋肉が緊張して固く短くなっているとしたら?それが、足の骨を一方に引っ張っていて、その結果が、足の凱旋だとしたとき。それを解放しないで、意図により、(逆方向に引っ張る筋肉を作動させて)足を内旋方向に向けると?形は真っ直ぐに見えます。正しい形。

しかし、足の骨を動かす筋肉は、、「お尻の筋肉の緊張+意図により内旋に使う複数の筋肉」となっています。つまり、緊張がましているし、よりその原因が複雑化している。不具合を起こしている筋肉が増えている。

筋肉が緊張している、ということは、それだけ緊張のためのエネルギーを使います。疲れる。

このように、折り紙を一回折って。それを解くには、その逆の手順をしなければならないのに、さらにその折り紙をもう一回折って、、どんどん積み重ねていってしまう。意図によるコントロールは、逆のことが起こりがち。必要なのは、意図によるコントロールではない。

 

 

  • 意図を手放して、直る方法

意図を手放して体がアライメント(まっすぐな流れに沿うように整う。)する方法の一つは、知覚を使うことです。

 

たとえば、集中した視野から、周辺視野に変えると、、自然と体は緩みます。整います。しかも、がちっとした正しい形に固定されはしません。緩やかで、伸びやか。そして、柔軟性があり、適応力がある体になります。自然に、なります。コントロールがない状態。

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意図は、何かを変えようとしたり自分のコントロール下に置くのではなく、、”コントロールしない”意図を持つこと、”視野を広げようと”いう意図を持つ、など、意図の使い方がコントロールから自然体へ繋がるための方法に使われるようになります。

もうひとつが、体が変わること。これは、施術により達成されていきます。自然と。コントロールなしで。そして、施術自体も(バイオエナジェティックの手法により)意図やコントロールは一切なく、自然に。

 

 

  • 構造の”教育”だけだはなく、もっと重要なこと

このように、今まで知らなかったことのヒントを、身体構造についてお話しすることがあります。そして、もうひとつ。

 

体にとって、存在にとって、どのように”ある”のか、その立ち位置みたいなお話がきっと役に立つと思います。

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それも、こちらがあらかじめ決めて、こう話そうとか、この回でこの話をしよう、とかは固定されていません。それも、コントロールのないところで起こります。流れの中で、話や施術やその場の流れの中で。10回の中でそんなお話にならない、かもしれません。そのときどき、その方に必要なことが起こります。まだ、お話しできないこと、というのが、段階によってあります。

それは、体がそうならないと、、理解できないということがあるのです。だから、10シリーズには段階があり、そのシフトに応じて話すことが変わります。それはコントロールできることではないのです。私(のエゴ)が話したい、と思っても話せないこともあるのです。ご了承ください。

 

 

  • 大切なこと、バイオエナジェティック

その、もっと重要なこと、は。主にバイオエネジェティックの世界が背景にあるのかもしれません。

 

意図がなく、自然と、純粋でうつくしいものに、、シンクロするように調和していく。透明な流れに気がつく、すでにそこにあった流れに気づくことで、自然と、、そこに合わさっていくように整っていく。自分が何かを変えるのではなく、自分が静けさに変えられていく。アライメントされていく。。