ボディワークの経験から

あまり一般的には知らない方が多いと思うことですが、ボディワークの学びや施術の経験から知っていることをいくつかシェアさせていただきます。


  • テンセグリティー、全ては張力で支えられている(ロルフィングの観点)

人体の構造は、下から上に積み上げたブロック(下が上を支えている)のような構造にはなっていません。棒と糸の張力で全体のバランスを取っているテンセグリティーと呼ばれる構造になっています。

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棒は骨、糸は筋膜、として人体をみると、テンセグリティーモデルとして体は支えられていると見られます。

筋膜とは、人体の組織を包む膜です。筋肉だけではなく、骨や靭帯なども筋膜で包まれ、最小単位の細胞の組織一つ一つも包みます。そしてそれらは、全てひと繋がりになっています。

※筋膜だけを残し、他の人体の組織を全て取り除くと、、そのままひとの形を保ちます。

 

写真のように、棒と糸で作られた構造物をテンセグリティーといいます。糸の張力で全体の構造物が支えられています。

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テンセグリティーモデルでは一辺にかかった張力は瞬時に全体に伝わります。


あらゆる部分は連携し影響を与えあっています。

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  テンセグリティーモデルをみると、人体の全体を見ずに、”部分”を解消しようとしてもムリがあることがわかります。

  痛みがある”部分”を治そうとしたり、悪い姿勢を変えようとしても、あらゆる部分は複雑に連携しているためキリがない。すぐに戻ってしまう。

※ ロルフィングでは、全体が段階を追って変化していくようにレシピがあります。(各回には施術の内容が決められており、全10回で体が重力と調和する。)

 

ただ緩めれば良いというわけではない。

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  テンセグリティーモデルでは、 どこかが弛緩すると、、どこかが代わりにその緊張を引き受けなければならない。

  一辺を緩めると、そのほかの全体がピンと張り詰める!
つまり、全体を考慮しないと、緩めてもすぐ元に戻るか、別のどこかがより緊張してしまうことになります。

全体が調和するためには、作戦(=ロルフィングのレシピ)が必要です。

 

  • 原因の解消(ロルフィングの観点)

テンセグリティーモデルをみると、”肩がこるから肩を揉む”ではすぐ戻ることがわかります。どこか別の場所が原因となっている、、。

 

歪みがある状態とは、どんな状態か?

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  テンセグリティーモデルをみると、どこか一箇所に緊張が起こり、別のどこかが”弛緩してしまっている”。偏りがある状態です。

 

調和した状態とは、どんな状態か?

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  綺麗に広がった構造=張力が均質で全体が歪みない状態。

張力が均質になり調和する状態になるためには、一つ一つの歪みを追いかけ、ひとつひとつ解消していても、、キリがないばかりか、、複雑に絡み合い過ぎていて、永遠のイタチごっこ。緊張が緩んだと思ったら、すぐ戻る。。

調和を導く方法が必要です。  

 

調和を導く方向とは。

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  一つ一つの部分を追いかけることはしません。全体が、フワッと広がり、張力が均質になる。どこにも負荷がなく、がんばることなく佇んでいる。それには、作戦が必要です。

ロルフィングでは、順次体が整っていくようにデザインされてたレシピに従い施術します。

 

  • 重力と調和する

バランスの良い状態であれば、負荷を受け流すことができますし、そもそも負荷の影響を受けにくくなります。

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ロルフィングの目的とは、体が重力と調和すること。

 

重力と調和すると、構造も感情も安定する。

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構造が安定すると、衝撃や感情にも安定する。周りからの影響は受け流せるようになるし、中心からずれてもまた戻ってこられます。

 

  • 元に戻りにくい

施術の効果が失われたりしない、元に戻ってしまわない。ロルフィングの効果は継続することが観察されます。

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  元に戻りにくい、ということはいくつかの理由がありますがその一つには体が重力と調和している、ということにあります。一般に施術を受けても元に戻る、、ということは、重力を考慮してみるとよくわかると思います。

  元の場所で、体の”全体”はバランスしていた。ですので、重力下で日常を生活していると、変化をした体は、再び安定を得るために元のバランス点に戻ることをしているのです。

  では、ロルフィングでは、どうなっているのかといいますと、重力を考慮しているため、1〜10回のセッションの間に、少しずつバランス点が変わってくるように、デザインされています。1〜9回でちょっとだけバランスを崩しながら、、重力と調和するバランス点に向かっていくのです。

  施術を受けて元のバランス点に戻る繰り返しではなく、バランス点が少しずつ変わっていく、、重力との調和に進む方向性がロルフィングにはあるのですね。

 

  • ロルフィングのレシピ

ロルフィングにはレシピがあります。簡単にイメージを描いてみましたので「図解ろるふぃんぐ」ページをご覧ください。

 

  • 解放の危険性

みなさん”解放”する、ことに興味がある方多いと思います。わたしもかつてそうでした。歪みの解放、感情の解放。。でも、それは危険なことがあります。

 

歪みはあなたを支えている。

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  歪みを悪だ、としている方は多いと思います。でも、それはこれまでのあなたを支えてきたのです。その歪みを何も考えずに取り去ってしまったら!?あなたを支えていたバランス点は崩壊し、あなたは崩壊してしまうかもしれません。その危険性があります。

 

だから、解放を扱うときは注意が必要です。

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    必要なのは解放ではなく、統合です。      それは、感情の解放も同様です。

 

解放しただけで放置すると、

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  何かがその抜けたその穴に別の何かが入ってきてしまう可能性がある。何か異物が解放されていった後には、自身の生命力でみたされていることが必要です。もう何も自分ではないものは入ってこない、自分のうちの生命力で、、自分自身の本来の姿で、、満たされていく。

  それが統合です。  

 

  • 解放ではなく統合すること

ロルフィングの目的は、解放ではなく統合です。

 

解放は、その場ではいい感じがするが継続しない。

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解放の後に統合されなければ、より悪くなることもある。誰かにあるいは何かに依存する。どこかからエネルギーを吸い続けなければ維持できない。

その場ではいい感じがする、、ことに惑わされないこと。長い目で見て、健全になっていくのか?自立できていくのか?

 

統合とは、

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部分がバラバラに存在しているのではなく、全体でひとまとまりに調和して連携している存在です。

統合されているから、安定するし、変化にも対応できる。(解放だけしか考えないと、元に戻るし、、崩壊する危険もある。)

 

統合は生命力に満ちている。

自分の力で生きていくので、戻らない。進化していく。

 

 

  • 手術のインパクト!

手術のインパクトは、大きく二つあると思います。感情の不安定、体の制限。

 

麻酔の影響、

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麻酔って、「眠って起きたら終わり」と、思っている方多いと思いますが、体に影響が残ります。それは神経系のトラウマとしてみることもできます。その解消を、ケアをする必要があると思います。

 

手術痕、

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手術で切って縫われる。縫うときに、体の層は一緒に縫われるので、動きに制限ができ後にその周辺に問題が出る可能性があります。

 

手術の影響の解消。

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・神経系について
麻酔により神経系に溜まったエネルギーの解消をする必要があると思います。

・構造について、
手術のあとで体に制限ができた場合、その制限の部分が調和から外れ新たな問題を何年か後にもたらさないように、その手術の部分も含めた体の全体の調和をもたらすことができればよいと思います。

 

 

  • 麻酔とトラウマ

神経系に溜まるエネルギー、、常に危機に対処している身体。それで日常を生きていくのは大変です。

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麻酔の影響、どれほど体にエネルギーが溜まってしまうのか。

 

麻酔がかかっている間に、体は切られている。

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体は危機の状態、そこでシャットダウンしています。神経系は逃げる/戦う反応を超える高エネルギー状態で仮死状態=シャットダウンになります。その状態から覚めるとき、野生動物は涙を流したり手足をバタバタさせたり、ため息をついたり、、体の中に溜まっていたエネルギーを解放する機会を持ちます。これを脱活性化といいます。

 

トラウマ化

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しかし、人間は脱活性化の機会を失うことが多く(大脳が発達しているため)体の中にそのエネルギーを溜め込んだままになります。これが、トラウマ化です。これは麻酔だけに限らず、落下や事故など、人生の様々な場面で遭遇します。体にトラウマのエネルギーは溜まっている。

 

脱トラウマ

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神経系のエネルギーを解放し、日常の安定した状態に帰ってくることでトラウマは解消できます。

 

トラウマの解消の手法、心理系とボディワークの可能性。

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その方法は、いくつかあります。一つは体からのアプローチでトラウマの解消を行うSE(ソマティックエクスペリエンス)という心理系の手法です。SEは創始者がロルファー(ロルフィングの施術者)ということもあり、ロルフィングのコミュニティの中では有名です。その根本原理は「ポリヴェーガル理論」という動物の自然界での生存戦略からみた神経系の活性化状態から導いた哺乳類の神経系の脱活性化にあります。

もう一つの手法は、ボディワークです。体からのアプローチ、体に残ったトラウマを解消できる可能性があるのは、体の統合にあります。個人的には心理系のSEより根本的なアプローチができるのではと思いますが、ボディワークは心理療法ではありませんし、専門家ではありませんので精神病などには対応できません。

 

11:40から、しろくまをヘリで追いかけ、麻酔銃を打ち込みます。 13:18あたりで、しろくまが麻酔から覚める様子が撮影されています。

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身体システムのシャットダウン

ヘリで追いかけられ、交感神経は高い活性化状態となります。その後、麻酔を打たれることでシステムはシャットダウンされます。このとき、交感神経の高い活性化は解放されないまま閉じ込められ身体システムの中で回りつづけています。

脱活性化(目覚めへの解放)

麻酔から覚める時、しろくまはしばらくの間、震え続けます。これをdischarge(脱活性化)といい、閉じ込めれれていた神経系の高い活性化を解放しているのです。 自然界の野生動物はこの脱活性化を自然と行い、神経系の活性化レベルを通常状態の健康な状態にまで戻します。

 

  • トラウマからの回復

トラウマからの回復の目的は、「解放」ではない。

 

再トラウマ化

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  解放には、危険があると書きましたが、トラウマの解消のための解放には特に注意が必要です。大声で叫んだり、過去を思い出して分析しようとしたり、、大変危険です。トラウマの解放には過去にアプローチする必要はない、といえますが、仮にもし過去にアプローチするとしても、それに耐え得るような十分な準備が必要です。要注意です。 

心理系からみたトラウマからの回復も、解放ではなく統合状態になることです。エネルギーを解放する、、一気にやると、、人間の神経系はバランスを保てず、必ず反動がきます。エネルギーを解放するつもりで、さらに神経系に負荷をかけ、、よりトラウマ化してしまう。再トラウマ化です。

 

解放は少しであるほど早い

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 SE(ソマティックエクスペリエンス、心理系の身体感覚にアプローチするトラウマワーク)の世界では、トラウマの解放は、、少しずつ少しずつ。。ほんの少しだけ、、時間をかけて、やります。しかし、心理の世界ではSEは安全で最も早い、とされているようです。少しであるほど早い。

 

笑えるようになること。

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 そして、トラウマからの回復の目的は、解放ではなく、日常を安定して生きられるようになること、、。哺乳類として、他者と関わることができ、安心安全でいられること。高活性化の神経系を抱え、少しの刺激でいっぱいいっぱいになってしまい、生き難い、、そこから、哺乳類として他者と関わり社会の中で、生きていく。笑うことができる。。そんなところが目的であり、解放それ自体は目的ではありません。      

 

  • 体は層になっている

体は幾つもの層になってできています。それぞれの層は、たがいに引っかかることなくスムーズに動いています。

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表層の皮膚や筋肉〜深層の筋肉や内臓。。体には動きがあり、呼吸や代謝や内臓も常に動いています。。それぞれの部分は層に分かれ、摩擦なく滑らかにスムーズに動いている。。しかし、手術で体は切られ縫われる。各層に分かれた部分も一緒にぬわれる、、そこに固着が生まれ、制限が生まれる。

腰部の水平方向の断面図(上がお腹側、下が背中側。)です。

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これをみると、筋肉や組織はいくつもの層になっていることがわかります。それぞれの筋肉は、滑らかに動けると制限がありません。

 

  • 代謝の回復

体が癒えていくための要素として、2つあると思います。ひとつが代謝の回復、もうひとつが部分が全体に統合されること。

 

代謝の回復と統合

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手術や怪我などで体や筋膜の組織に制限ができたとき、その回復への道には大きく二つの要素があります。(1)問題となった部分の(制限の解放による代謝の回復)治癒と、(2)部分が違和感なく全体と強調することで動きの負荷がかからなくなること(統合)です。

 

(1)組織の治癒力の回復(代謝、問題の部分の解放)

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筋膜などの癒着や歪みは手技によるワークで解放が可能です。→解放がもたらされると代謝が回復します。→代謝が回復すると、治癒自体が自然に進んでいきます。

代謝の回復がもたらすものは、栄養素が行き渡る/老廃物が排出される、酸素が行き渡る、水分が行き渡り、滑らかになる、、活力がもたらされる、、その部分の組織が活動を回復し、さらにその先の組織に代謝が行き渡り始める。代謝は連鎖し、活力はもたらされ、癒しは拡大していく。

その場限りではなく、その場をきっかけとして、ずーっと長い間癒しが継続していく。体のもともと持っている癒えようとする力は続いていきます。

組織が癒えていくためには、代謝の回復がキーとなります。

 

(2)全体の調和による負荷の軽減(統合、部分が全体と協調する)

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ある部分が動きが悪い、、それで負荷がかかり後に問題となる、、というのはその部分が他の動きと不協和な状態だからです。他の部分と協調していないと、そこに違和が生まれ負荷がかかりますが、その動きが悪い部分も含めて全体が調和していれば、負荷は集中せずに問題となりません。

 

 

  • 代謝のネットワーク

人体は物理的な骨や筋肉や内臓の筋膜の繋がりだけではなく、代謝やホルモンなど生理学的な繋がりで全体は調和しています。驚くほど精密で、あらゆることが連携しているのですね!

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解剖生理学、youtubeでも簡単に解説してる方がいらっしゃいますね。。全身が連携している、という例に一つ載せておきます。

最近、ちょくちょくみてたのですが、、どれがここで適切かな、、と思いながら、、とりあえず一つ載せておきます。あとでゆっくりみて別の動画にするかもですが、、。

これだけ体は連携している、、化学物質やホルモンや。。

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脳下垂体と腎臓がホルモンで連携していたり、、胃や膵臓や腎臓や、、全てが代謝を通して精密に連携している。。 体の構造や痛みだけを変えようとするだけではなく、体の代謝ということを健康について考えることも大切ですね。

体の代謝が変わるには、、構造が変わる時、それもまた起こるでしょう。神経やリンパや血流の制限も、それを制限していた歪みが解消して通りが良くなると。。

そしてもちろん、ご自身の食べたり飲んだりするもの、身につけるもの、どのような環境に身を置くのか、、それも大切ですね。

 

何気なく化学物質を摂ること、、大丈夫かな?

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柔軟剤や洗剤の香料、、あれキツイですね、、。ひとによっては重度の症状が出る方もいらっしゃいます。化学物質過敏症、などと言う名前もありますが、気づかないまでもみんな影響受けているのだとしたら、、?なかなか大変な世の中ですねえ。。


より自然な状態に近づいてみると。

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人の歴史は、、1万年のうちこの近代の生活になったのはたかだか数十年、、人は哺乳類、そんなに体の構造や仕組みは変わってません。本来の自然な環境に適した体と仕組み。、、近代のこのストレス、化学物質や環境からの影響も少なからずあるでしょう。

何らかの体の不調、、見えないけれど、このようなホルモンなどの代謝に影響が出ている結果なのかも??だとしたら、まずはより自然に近い環境をもつようにしてみては?医者や薬を頼る前に、、まずは試しに。

自然に近づいてみると、、どうなるんだろう?ひとは、個人で完結していません。体の内部だけで生きているわけではない。周りの環境とどのように関わるか、どのような環境で生きているのか。大きな影響があるでしょうね。


体が変わる時、自分のあり方が変わっていく。世界が変わっていく。自分も世界と連携している。

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ただ、周りを変えると言うだけではなく、たぶん、本当は自分自身が変わり、この世界に対してどのように関わっていくのか。

自分から外の世界へ与えた影響、必ずそれは外側からの影響としても受け取っているはずです。(自分の与えた影響を、外側からの影響としていつしか受け取っている。)

体が変わる時、自分のあり方も、、世界との関係性も変わってくる。

 

  • 手術の前に

手術、、必要だし医療は必要です。しかし、自然体を回復すること、まずはそこを試してみてからの、最終手段が手術ではないでしょうか?

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  これまで体の構造として、テンセグリティーや筋膜のネットワーク、代謝のネットワークをみてきました。それらのキーは、全体の調和にあります。

  部分だけ見ていても回復はしない。一時的によくなっても継続しない。悪い部分を切り離すまえに、その問題となっていた部分も含めて、全体の調和(=自然体に近づくこと)を試してみてはいかがでしょうか?

  部分の負荷の軽減、代謝の回復、、生命力の回復。まずはそれから。ボディワークにはその可能性があります。

 

  • 手術の後に

手術による影響、そこからの回復や全体の調和のために。

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日常生活で動く身体、、呼吸は1日1万回、、毎日歩く、、生きている身体には動きがあります。その動きは毎日の積み重ね、制限により動きにくくなったどこかが負荷を背負います。癒着が起こったその制限はどこかに蓄積し、何年後かに症状として現れるかもしれません。

では、そうなったらもうダメなのか?

いえ、その状態で全体が調和すれば大丈夫です。部分に負荷がかかるのではなく、その状態で全体が調和することで、制限がどの部分にもかからないようになれば良いのです。

 

  • 出産後

出産後の骨盤の安定化と回復は、構造としてとても大切です。そして、精神にとっても大切です。

 

構造の安定

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骨盤は、人体の構造の要です。下半身の安定、脚とのつながり、背骨との繋がり〜頭蓋まで。骨盤の重要性は腰だけではありません。

 

精神の安定

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骨盤底の筋膜のテンションは、精神に影響すると言われます。過緊張でもなく弛緩でもなく、、適度な張力で安定していることは、精神の助けにもなります。

 

  • 現実感がない、、この世界に生きるコミット

骨盤と同様に、尾骶骨の安定化はこの世で生きるための活力の元である。

 

物資界で生きるということ、尾骶骨。

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この世に生を受け、この物質世界で生きるということ。生きるとは、ただ精神やスピリットとかこころだけではなく、物質界でフィジカルをもつということです。尾骶骨のフリーズは、この世界で生きるということの妨げになることがあります。尾骶骨に活力があること、代謝があり動きがあること。呼吸が通っていること。

この世で生き難い、尾骶骨が生きていないとしんどいです。

生き難い、、ただ尾骶骨の活力が回復したらどうなるか?体と心は繋がっている。

 

 

  • ワクチン後

ワクチンを接種した体は、活力が低下したり中心軸がずれたり薄くなったりすることがあるようです。

 

mRNAワクチンとは

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コロナワクチンはmRNAワクチンです。mRNAワクチンは、人類にこれまでなかったタイプのワクチンです。

  これまでの人類が経験してきたワクチンは、2つのタイプがあります。死んだウィルスを注入するタイプと、弱毒化して弱ったウィルスを注入する方法でした。しかし、mRNAワクチンはウィルスを注入するのではなく、人体でウィルスの一部を生産させる方法です。

  ワクチンを打つ目的は、これまでのものも今回のワクチンも抗体を作ることです。抗体とは、ウィルスの表面にある突起物を無効化する物質です。(ウィルスが細胞内に侵入するときに、表面の突起物を使いますが、この突起物に抗体がくっつくことで侵入を無効化します。)これまでのワクチンは、ウィルス自体を体内に入れることで、その抗体を作ってきましたが、今回のmRNAワクチンは、体の中にコロナウィルスの突起物を生産するためのmRNA(コロナウィルスのDNAのコピー)を注入し、細胞内で自分のDNAから複製した物質ではなく、コロナウィルスの遺伝情報(=mRNAメッセンジャーRNAという)を使って、コロナウィルスの突起物の部分だけを生産させる、、そのコロナウィルスの突起物(スパイクタンパク)に対して、体が抗体を作る。という仕組みです。つまり、自分の体内で生産するものは、自分のDNAから作られるものだけのはずなのに、コロナウィルスの遺伝情報から体内でコロナウィルスの一部の生産がおこなわれている、ということです。

  通常ワクチンの開発には8年は治験をするようですが、コロナワクチンは(人類初の試みであるmRNAワクチン)治験は1年ほど。 mRNAの影響がどのようなものなのか、いつスパイクタンパクの生産をやめるのか、、作り続け止まらないのか、、まだよくわかってはいません。そういった議論は、なぜか報道はされませんね。

(mRNAはDNAのコピーです。体内でホルモンなど体に必要な物質は細胞内で合成されますが、そのためには設計図となる青写真が必要です。その設計図はDNAの中にありますが、それは直接DNAから合成されるのではなく、一旦必要な部分の情報はmRNAとしてコピーされます。そのmRNAを設計図として人体に必要な物質が体内で合成されます。つまり、通常は自分のDNAからのみ体内で物質は合成されますが、mRNAコロナワクチンは、コロナのDNAのコピー(=mRNA)を注入し体内でコロナウィルスの一部であるスパイクタンパクを自分の体内で合成し続けるというものです。それを正常に戻す力は生命の治癒の力だと思います。生命の治癒の力は何者をも凌駕した存在です。)

 

mRNAワクチンの影響がどうであろうと、人体は生命には完全な治癒の力があります。

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その治癒の力は、中心軸が戻ってくること、その中心軸のズレを起こしている原因を解消すること、そして、中心軸から生命力が満ちてくること。。そのように施術は行われます。免疫システムを正常に方向づける力に従い、施術は行われます。

活力を取り戻すこと、、。尾骶骨の動きや呼吸が妨げられたり消えたりしているのなら、そこに再び活力の火が点火されるように。

 

  • あなたのせいではなかった

体がフリーズしていたら、活力はもたらされない。ただ体がそうだったのだ。本来の姿が回復すること。

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活力がないこと、生き難いこと、、いつかどこかでその体の機能が妨げられるような衝撃を受けたのかもしれない。

幼い頃?覚えていない、ちいさなころ、かもしれない。どこからか落ちたのか、怖い思いをしたのか、それとも、出産時のトラウマなのか、頭蓋の骨が十分に広がれず、呼吸が止まっていたのかもしれない。

それが、回復したとき。。 それは、あなたのせいではなかった。

それは、だれのせいでもなかった。 ただ、体がそうだったのだ。そういうことがあります。

 

  • 自然体に近づく

ロルフィングは体の構造が変化していきます。中心軸が通り、しなやかになっていく。

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そのとき、体をまっすぐにする、というような誤解が介入してくることがありますが、それは本来の姿ではありません。体をまっすぐにしようとか、姿勢を良くさせようとか、しません。

 

体が変わる、、とは、どういうことか?

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それは、誰かの意図で、変形させるとか、まっすぐにさせるとか、制限を取り去る、とかいいうことではありません。それは、逆です。

 

意図が入らないこと。

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体の治癒力、生命力、、癒す力の叡智、、それは人間の理解を超えたものです。医者にだって体を治す力はありません。切った傷口はなぜ癒えるのか?体の治癒の力が治すのです。ひとの意図ではありません。

 

健全ということ

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人の癒える力がはたらくということは、より自然体に近づいていくことです。それには、曲がったものをまっすぐに矯正するようなことは逆です。曲がったものがあるときに、まっすぐにさせる意図を持って施術したとすると、それは、外側から体に別の情報を入れて体を変えてしまったということです。たとえば、”右に曲がっているから左に力を入力してまっすぐに変える”とき、体には左への力がさらに追加されています。負荷が増えているのです。見た目はまっすぐでも、そのために何かが良いように見えても、、どこかがその負担を背負います。

 

では、まっすぐになる、、それが自然に起こるとはどういうときか?

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それは、外部からの入力が取り除かれたときです。たとえば、右に曲がってるから、、その原因はどこか?右に曲げている力が過去に入力されている、、衝撃、、その入力されていた力を解放する、、すると、自然と本来の位置、まっすぐなところに帰っていく。というやり方です。

 

つまり、本当の施術は、更なる情報のインプットではなく、、入力されていた情報(衝撃、他人の意図など)が取り除かれていく方向です。

 

  • オステオパシー

9年の学びであるオステオパシーを学んでいます。

 

生命の叡智の学び

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ロルフィングの以前に、体は構造の前に、生命の叡智が働き人は生かされています。その生命の叡智、生命の動きについての学びはオステオパシーからきています。わたしの体への、社会への、人生への基本姿勢はオステオパシーの学びから来ています。それは9年の学びの過程にいます。

 

トラディショナルオステオパシー

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オステオパシーにはさまざまなテクニックがありますが、私の根幹の学びはオステオパシーのなかでもトラディショナルオステオパシーです。それは命の学び、生命の根源の学び、だと思います。

 

医術である

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オステオパシーはアメリカ生まれの医術でして、アメリカでは通常のメディカルの医師とオステオパシーの医師がいます。オステオパシーの医師(オステオパス)はメディカルの医師とほぼ同等のカリキュラムを大学で学び医師免許をもっていて、手術も投薬もできます。

本来はオステオパスは手技により体を整えることで病気や怪我を治すという職業ですが、近年のアメリカでは手技による治療ではなく、手術や投薬によりメディカルの医師と変わらない内容で治療するようになり、手技による治療は数%しかいないようです。

古い時代のオステオパスは手技により治療をしていました。その本当の治療を手技で行うのには失われたものがあり、それを復活させようとしたのがバイオダイナミクスです。

※オステオパシーの創始者はA.T.スティル博士です。もともとメディカルの医師でしたが、薬や投薬では髄膜炎になった家族を救うことはできなく、手技による治療を医師として始めたのがオステオパシーです。

※アメリカでは医師ですが、日本には医師の資格はない一般のボディワークです。

 

治療とは

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アメリカの古い時代のオステオパスはどうやって手技で病気や怪我を治療していたのか?その基本原理は、みなさんイメージしてみるとわかるとおもいますが、体が整うと本来の人間の持つ治癒力が最大限に発揮される、ということです。

そのキーとなるものの一つは、代謝です。ひとの歪みや過去に受けた衝撃が解消され、そこで滞っていた流れが回復すると、その流れ自体の力で治癒が続きます。それはたとえば、骨を折った時、骨の軸を流れる代謝が分断されていますが、その分断を再びつなげると代謝が回復し、それが治癒を早めたり、のちの怪我の影響を起こさないようにできます。

※代謝とは、血流やホルモンやあらゆるものの体内での流れであり、体を調整したり、養分や酸素などを届ける滋養でもあり、体内の毒素や老廃物などを排出する流れでもあります。それはもっと抽象的にいうと、我々を維持し生かす生命力の流れです。

 

  • 伝統

伝統とはなんでしょうか?いらないもの、古いもの?いえ、その背景に本質を伝える糸(スレッド)が流れています。

 

効果

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効果があれば良い、確かにその通りです。ただ、一般に言われたり認識されたりする『効果』って、本当の効果でしょうか?

 

効果には2種類ある

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効果には2種類あります。その場でパッとわかるもの、興味を引き立てるもの、すごい、と賞賛されるもの。一方、本当の効果は、、誰にも気が付かれず、静かにしています。それは、誰かの意図や、要求に応えるものではありません。それが、従うのは生命の法則であり、人間の価値にはありません。長い期間をへて、持続していくもの。だれの介入も受け付けないもの。

 

 簡略化された手続きと失われたもの

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伝統や受け継がれてきたものが、簡略化され、より実用的にされ広まっていく。。本流ではなく、介入され変形された簡略版が広がっていく。しかし、そこで失われた大切なものがあります。簡略化しそれを広めた人たち、それを受け取った人たちには、理解できない大切なものが、あります。それは、エゴとハートの違いです。利用したのか、受け継ぎ感謝を持って調和してきたのか。そして、それをハートで受け継ごうとしたのか、、。

 

みている世界が、全く違います。

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簡略化し手軽にしたもの、、一気に広まり利用されるもの、、それがあるのは、感情の領域の話(のちに説明しようと思います。)、、すぐわかり、その場で活用できる、、が、生命の原則に沿っていない。長い目で見ると、害であったり続かない。伝統がなぜそんなに複雑だったり手続きがあるのか、、それにはワケがあります。人のエゴの領域から、、人の理解の領域から、、生命の原則への領域へ、、頭からハートへ移行していく、、本当の癒しが起こる領域に入っていく、、それには、日常意識からより繊細な意識へとシフトしていく必要があります。そのための手続き、そのための手段だったのです。

 

オステオパシー

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オステオパシーにも同じことが起こったようです。トラディショナルオステオパシーは先人たち、古い時代の本当のオステオパシー、、現代では失われてしまったオステオパシーを復活させようと、作られました。そこから、一部を抜き取って広まってしまったワークもあります。そこには、本質が抜け落ちている。わたしも、初めは知らずにそのワークを学び、オステオパシーを学び始めたときは、オステオパシーを学ぶ人々にそのワークではダメなんだ、と言われてきました。(そのワークをやっている人がダメという意味ではありません。どんなひとにも、オステオパシーの領域、生命の領域に入っていくことができますが、そのルーツが失われていては、オステオパシーの道からは入ることのできない、領域があります。)いまでは、それがわかります。大切なものが抜け落ちている、先人たちからのつながりが断ち切られている。。

 

生命の叡智の領域

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そこは人間の理屈や理解を超えています。生命の領域、、生命の叡智の領域、、それ以外にもいろんな呼び方があると思いますが、それはなにもボディワークの道からしか入れない場所ではありません。芸術、アート、ダンス、料理、、カフェ、畑、農業、海、、大自然、、いろんな入り口があります。どれも突き詰めていけば、、やがて「やりたいこと」からエゴから、、次の段階にシフトして、、皆に共通する何かに向かっていくようです。わたしはオステオパシーを通じてその道を歩いています。

 

  • 呼吸

呼吸、みなさん興味のあるテーマだと思います。呼吸が浅い、呼吸から精神を整える呼吸法、、などなど。

 

呼吸の構造

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呼吸とは、一般にイメージされるのは肺とか横隔膜、、腹式呼吸などでしょう。しかし、呼吸はその部分だけで行われているのではありません。深く吸えるようになる、、ためには、深く吐くことができなければならない。吐かないと吸えない、、だけど吸うことにだけフォーカスしていても呼吸は深まりません。そして、吐くためには、、土台がしっかりしていること、グラウンディングが必要です。グラウンディングがないと息を吐くことはできません。

 

呼吸は全体と関連している

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呼吸の構造は、肺や横隔膜だけではなく、、体の水平膜がすべて関わっています。水平膜とは、主に、、足の裏、膝の中、骨盤底、横隔膜、胸郭上口、口の中、頭蓋の中、、それらの水平膜が全て関連しています。どこかの動きが悪いと、呼吸にも影響があります。ためしに、骨盤底(尾骶骨と恥骨の間)をぎゅっと固めてみると、、あるいは、足の裏をぎゅっと固めてみると、、呼吸は浅くなります。

 

呼吸が変わると、治癒が進む

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呼吸は胸郭だけで動いているのではありません。体の内部は全てが繋がっていますので、胸郭の動きは足先から頭の先まで全身に伝わっていきます。吸ったり吐いたり、、1日に一万回しているとして、、胸郭の動きが施術により回復すると、、呼吸自体の運動でマッサージをしているように体のあらゆる部分が変化していきます。固まっていたところが動き出し、、緩み代謝が起こる、、血流や酸素、栄養素、ホルモン、、体内で正常な流れができてくる。さらに変化は波及し治癒はつづいていく。変化は施術だけではなく、その後も自分自身の体で続いていきます。

 

  • 頭蓋

頭蓋の骨について知っているでしょうか?頭蓋骨はひとつの骨ではなく、23個ほどの骨が集まって形成されています。

 

頭蓋は呼吸している

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頭蓋骨はたくさんの骨が組み合わさって形成されていますが、その骨は固着しているのではなく、少し動きがあります。そこには、ゆっくりとしたリズムで呼吸のように拡張と収縮を繰り返し、脳脊髄液の循環などをしています。

 

頭蓋骨の動きの回復

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出生時のトラウマや、あたまをぶつけたり、などして頭蓋骨の呼吸の動きが妨げられると生命の活力やさまざまな不調への影響などがあります。この動きが回復されるとき、人生は変わるかもしれません。

 

出産時のトラウマ

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赤ちゃんの頭蓋の骨はまだくっついていません。産道を通り抜けてくる間、頭蓋は圧縮され、折り畳まれるようにして生まれてき、そして、広がってきます。しかし、それが十分に広がってこられなかったのなら、、施術は助けになるかもしれません。

 

だれのせいか?

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出産の際のできごと、吸引でうまれたり、などなど、、それは誰のせいでもない。ただ、そこから回復することができる、ということです。

 

頭蓋はとても繊細

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頭蓋はとても繊細なところです。そこには繊細な動きがあり、その回復のために外側から意図や外力を向けてはなりません。とても繊細なワークです。そして、頭蓋のような繊細なワークができるためには、まずは土台から、、尾骶骨〜首までが整い、代謝の流れがあり、生命力が十分に供給されるようになっている必要があります。なので、段階を追って準備ができてから頭蓋の繊細なワークはなされます。

 

  • 生命の活力

出生時のトラウマや、その後の人生においての衝撃や感情の衝撃など、、体の動きが正常から外れてしまったり固着してしまうと、活力が失われてしまったり原因不明の不調として現れたりすることがあります。

 

尾骶骨

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尾骶骨はフィジカルの現れです。ここがしっかりしていると、生命力、活力が出てきます。現実世界、物質の世界で生きていくために必要な大切な部分です。解剖学的にみても、尾骶骨の衝撃は、骨盤底の張力を弛緩させたりあるいは緊張させたりします。骨盤底の安定は精神に影響を与えるといわれます。尻餅ついたり、、尾骶骨はなんらかの衝撃を受けていたりすることが多いようです。

 

横隔膜

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横隔膜はエネルギー的に見ると、粗いエネルギーと繊細なエネエルギーを分ける壁の役割をしているようです。横隔膜から下の構造や代謝が整わない間は、その荒いエネルギーがそれより上の繊細なエネルギーの領域を壊してしまわないように守っている。そのエネルギーとはひとつには感情とみることもできます。感情が溜まりやすい部分でもあります。下のエネルギーが整い、、横隔膜が開き、、繊細な領域まで整い出すとき、人生のあり方のようなものが変わってきます。エゴからハートへの移行です。自分中心から世界との調和へのシフト。

 

頭蓋

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繊細でスピリチュアルな存在。ここに生命の点火が起こっていると、活力があります。頭蓋は全身のコントロールをする場所、ホルモンなどの生理学的にも重要な場所です。頭蓋の動きが回復すること、さまざまな変容があるでしょう。

 

 

  • 感情や思考でトラウマは解放できない

体に溜まったトラウマのエネルギーは、感情や思考では解放できません。身体感覚でアクセスする領域にあります。

 

脳の構造

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脳は進化の過程で、脳幹(身体感覚)→感情の脳→大脳(思考)の順に発達してきました。思考があるとき必ず感情があり、感情があるとき必ず身体感覚がある。体に残ったトラウマにアクセスするために、言葉によるセラピーや感情の解放などを行っても、脳幹(つまりトラウマ)には届きません。脳幹にアクセスするためには、身体感覚にアクセスするしかない。つまり、体からのアップローチが必要です。それを心理の世界で実践しているのがSE(ソマティックエックスペリエンス)です。

 

  • 体の変化が心の変化につながる可能性

ボディーワークはこころや感情を対象にはしませんが、体の変化とともに、、(意図せず、、)心やこの世界でのあり方のようなものも変化していくことは観察されます。

 

体が安定すると、心も安定するかもしれない

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ぎゅーっと縮こまった胸郭、猫背、、安定しない足元、、それが変容する。グラウンディングして地球とつながる。呼吸が深くなり、息が吸える。背中は伸びやかに、胸は開く。。想像してみると、そんなあり方は心の在り方も変わっていそうだ、と想像できますね。。そういう意味でボディワークには可能性がありそうです。

 

※ボディワークは精神を治すような目的はありませんし専門知識もありません。精神の治療は専門家を訪ねてください。

 

  • 心の問題は、ボディワーカーの対象外

ボディワーカーは体を整えることを目的としています。それに伴ってたまたま精神の安定を得ることがあるかもしれませんが精神の治療は対象外です。

 

禁忌

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ボディワーカーが精神の治療をすることはありません。専門家を訪ねてください。精神の問題については対象外ですし責任もありません。

 

ボディワーカーの役割

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ボディワーカーは体を整えることが目的です。心や感情についてのトレーニングは受けていません。体を整える目的でのみ施術をお受けできます。病院に通院している場合は、医師の許可が必要です。薬を飲んでいる場合は、施術の前にお知らせいただきます。

 

  • 世界は美しい

世界は透明で美しい。

 

澄んだ空

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世界は透明で美しい。それはどこに自分は立っているかによります。感情や思考の渦、、そこでは自分の中の世界にとどまり、現実は見えません。

 

思考

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思考、、人間の考えること。それは知っている範囲のものでしかない。世界はその思考の範囲の外側に広大に広がっている。大自然。

 

感情

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感情は、現実を歪めます。世界が切り離される。

 

  • 体の世界、ボディワーカーは何を見ているか

ボディワーカーは世界の現実を見ています。

 

人間の世界

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フィジカル、物質社会。損と得、、。知識、理論、知っていること。生命の原則から離れた都合の世界。

 

感情の世界

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淀み、良いも悪いも波打っている。そこからは真実は見えてこない。時間と距離がなく、影響を与え合っている。そこから離れること、、静かな世界へ。感情の領域はクリアに浄化される。

 

思考

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メンタルの力、想像、それは個人の中のイメージ。イメージには影響力はあっても調和はありません。そこから離れ、、クリアな世界から思考すること。そこには自己の意思を超えた本来の創造性があります。

 

静けさ、美しさ

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個人の範囲を超えて、インスピレーションの世界へ。それは感情や知識の範囲を超えていきます。そこには美があり、調和があります。与えられた無限の可能性が起こります。

 

カラダの世界

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カラダの現実には、さまざまな領域が同時に存在しています。物質としての肉体、感情、思考、、そして生命の源。生きる不思議。治癒は人間に与えられた美しさの世界にあります。そこに到達することが、ボディワークの出発点であり、常にあり続ける場所です。

 

身体感覚による知覚

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日常の粗い意識から、繊細な意識へシフトしていくと、、世界の現実が知覚され始めます。それは、慣れていないとなかったことにされる知覚。繊細に知覚しだすと、見えていなかった現実が知覚され始めます。それはスピ系ではなく、大自然の中で人間が本来持っていた感覚。たとえば、いま座っているあなた、座面の感覚、、服が肌に触れる感覚、、それはあるのに感知されずなかったことにされている。。

 

日常生活

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日常生活で知覚されている感覚は、粗い意識で捉えられています。しかし、感覚は無数にある。肌に触れる服の感覚、、捨てている。それは、日常の世界では、必要とされずに捨てられた感覚。無数の感覚を全て拾って解釈していては圧倒されてしまい日常生活は送れません。脳は、必要なものをフィルターをかけて、捨て、拾っての選択をしてパターンを作ります。そのパターンの中でいきている。

 

繊細な感覚世界

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誰しも、何かを感知している。それを捨てている。繊細な世界の現実を知覚するには、その感覚を拾うことが必要です。それは、パッと見るとスピ系の怪しいものに判断されることも多いでしょう。アフリカの絶滅したブッシュマン(存在はしているが、ルーツは消された。)、大自然の中で何も持たずに生きていたとき、遠く離れた情報をキャッチしていたという。「カラハリの失われた世界(だったかな?)」という本を読んだ。狩りに成功したとき、、遠く離れた家族たちの待つ場所で、すでに獲物の解体と祝いの準備が連絡の方法もないのにされている。なぜわかるのか?ブッシュマンは言う”ここ(ハート)でわかるんだよ。”当たり前なのに何を言っているの?本当にそれは可能だと、人にはその感覚が備わっている。

 

ボディワーカーの感覚世界

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最も繊細な感覚世界に降りていく、、それには静かにすること、待つこと。アプローチしにいくとかやりに行くとか、個人の意思が働くとそれは消えてしまう。

 

 

  • 愛とは

ボディワークの感覚世界で繊細な領域を表現するとき、それは言葉で直接言うことのできない比喩の世界になります。

 

愛と愛情

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愛とは一般に言われる”愛情”のはなしではありません。愛情とは個人の想いや感情が混ざった感情の世界ですが、愛とは透明な生命の世界です。

 

愛とは、

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人の存在には同時にいくつもの現実がある。肉体、感情、思考、精神、生命、、。人の意識は粗い意識から最も繊細な意識までいくつものレベルがあります。その最も根本的な存在、最も精妙な意識。

 

ダライ・ラマ

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ダライ・ラマのティーチングを聴いていると、たまに出てくる話題に意識の話があります。ひとが死に転生するときに起こること、人は死ぬと粗い領域の意識は全て消える、、肉体も感情も思考も、、消える。しかし、最も精妙な意識は消えることはなく、次の転生に向かって進んでいく。その過程でカルマが巻き込まれ、肉体に転生する。その最も精妙な意識とは?人の本質、それを愛という。

 

本質の光

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人の存在の根本が愛であり、生命の光だとしたら?その光は何者にも損なわれることなく、決して傷つくことはない。傷ついたり歪んだりするのはその周りにある粗い意識や肉体、感情、思考の領域。愛こそ本質であり、無限の可能性を持っている。治癒の力をもっている。

 

 

  • 愛によって造られた歪み

ボディワークの世界では、歪みは悪ではない。愛によって造られた叡智であると見ます。

 

衝撃

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ひとは衝撃を受けたとき、それは物理的であれ感情的であれ、衝撃を受けたとき、、全体が崩壊するのを守るために、そこに衝撃のエネルギーを凝縮し、全体に波及して崩壊してしまうのを防ぎます。その凝縮したエネルギーは歪みとして、病変として存在します。病変や歪みは全体を保持するために、守るために生命の叡智によってそこに配置されたのです。と、比喩的に表現されます。

 

歪みの役割

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衝撃から全体を守った歪み、それは全体のバランスをとるためにそこに保持されています。それを無理に取り去ると全体が崩壊してしまう。

 

去るとき

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癒しが進み、歪みがもう今は必要がなくなったとき、去っていくことができるものから施術ができます。歪みを保持していたエネルギーは全体に還り健全となる。生命力は増していきます。

 

治癒

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歪みがさるとき、、その治癒を促すのもまた愛です。生命の源とつながり、歪みはそのエネルギーの流れにより崩壊し全体に帰っていく。本来の姿に。比喩ですが。

 

 

  • 介入

本質の生命力を”愛”と比喩しましたが、それは人間の日常意識では捉えられません。”愛情”とは全くの別物です。

 

邪魔

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生命の本質はなんでも知っている。人間の都合や理解など及ばない、、としたら、人間の通常の意識を向けることは邪魔にしかなりません。

 

広がっていく

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人の存在の中心に、生命の本質があるとき、それは中心軸から放射していると見えます。内側から外側に向かって広がっていく。決して外側から介入して邪魔してはなりません。圧縮ではなく広がっていく方向を持っています。

 

意識を向ける

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その本質の生命力、本質の光が、広がっていく、、。それに個人の意識や意図を向けてしまうと、、それはより濃く粗いため、本質の光を邪魔したり遮ったり、、あるいは、何か別のものを混ぜてします。個人の期待や想いや感情を。

 

精妙な意識の方向

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個人の意図は粗く不純物がまざってしまうのなら、、意識を向けることはできない。意識を向けることができるのは、治癒のための必要なバランス点。本質への光へは、本質の光が向かう。。それは、自然と、無意識に起こること。意識的には働きかけない。

 

 

  • 奉仕

オステオパシーとは奉仕である。と言われます。

 

学び

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オステオパシーとは奉仕である。その意味は、、まだ全然わかっていません、一生の学びです。

 

奉仕とは

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奉仕とはボランティアではありません。施術させてください!という個人の想いや動機など関係のないところにあると思います。

 

ただ従うことだけ

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できることは、ただ従うことだけ。日常意識から精妙な意識の領域にシフトしたとき、そこには生命の叡智があり、人の知識や想いなど及ばないところ。施術者にできることは、自分の意図など決して混ぜることなく、生命の叡智に従い、その流れの中で施術させられること。ただできることは従うことだけ。

 

 

  • ハートの変容

治したい、元気になってもらいたい、、は邪魔にしかならない。

 

一生の道のり

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最も精妙な意識の世界には個人の都合はもちこめません。治したい、などはエゴであり邪魔になる。エゴからハートへ。。自分を無くすこと。。一生の道のりです。。

 

シフト

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エゴからハートへのシフトは、カラダの変化とともに起こるようです。尾骨、仙骨、太陽神経叢が整い、横隔膜が開く、、ハート、のど、眉間、頭頂へと繊細なエネルギーが変容していく。

 

感情、アイデンティティ

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個人のエゴ、それは感情を伴います。感情の領域にあるキズ、、それを自分のアイデンティティとしてなかなか手放せない。。

 

ハートが開く時

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ハートが開く時、、愛を感じ始めますが、、同時に苦しみも感じ始めます。苦しみ、愛、、そのとき感情が起こります、、しかし、感情にフォーカスしていては、いつまでも感情は拡大し手放せない、次の段階に進めない。

 

プロセス

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ハートが開き、愛と苦しみを感じ、、感情が出てくる、、。そのとき感情に止まったりフォーカスはしません。ハートにとどまります、、それはハートの繊細な身体感覚に気づき、、ハートの波長にシンクロします。そこにいる、、やがてそこで愛と苦しみは混ざり合い、変容がおこり、、次の段階にシフトします。フォーカスするのは感情ではなく、ハートです。

 

 

  • 治癒の流れに沿うこと

傷や歪み、病変ができたとき、その時からすでに体では治癒が始まっています。

 

治癒の方向性

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施術者や医者が治すことはできません。体には治癒に向かうシステムがあります。どんなにひどい状況であっても常に治癒に向かって進み続けている。病変ができたときには、すでに治癒に向かって進んでいます。

 

施術者のできること

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施術者のできることは、すでにカラダの中で起こっている治癒の道筋を妨げることなく、その方向にそのまま沿うことです。治癒の力の流れは拡大し、そのまま続いていく。

 

介入

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施術者が意図を持って介入してしまうと、、治癒の方向性は歪められ、、流れは損なわれます。治癒の力は、本来の正しい流れに戻るために、その介入に対して抵抗しなければなりません。

 

効果

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効果があるかどうか、その場で劇的なものをみせることが効果ではありません。治癒の力に沿うこと、、それは何年もかけて進んでいくこともある。だれにも評価されない効果、それが本当の治療かもしれない。

 

評価

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効果があるのかどうか、それはカラダの持つ治癒の力に沿っているかどうか、と見ることができるでしょう。劇的に痛みを取ったり、その場でよくなること、そういうこともよく起こりますが、、それが目的ではない。それが治癒の流れに沿っているのかどうか。3日後、数週間後、数年後、気がついたら。。そういうこともあり得ます。

 

  • 生かされているということ

麻酔によりシャットダウンした体、そこに溜まった危機に対処するための体のエネルギーは、解放されずに溜まっている。日常は危機の世界に生きていく。

次の動画をみてみると、どれだけ麻酔で神経系にエネルギーが閉じ込められるかがわかるでしょう。とんでもない量が、神経系に溜まります。何も考えないで、ただ麻酔を打ち、その神経系の活性化のエネルギーが逃れることなく、手術後の日常でも回り続けている。危機の状態で、日常を生きるカラダ。

  • 自分にはなにもできない、ということ

麻酔によりシャットダウンした体、そこに溜まった危機に対処するための体のエネルギーは、解放されずに溜まっている。日常は危機の世界に生きていく。

次の動画をみてみると、どれだけ麻酔で神経系にエネルギーが閉じ込められるかがわかるでしょう。とんでもない量が、神経系に溜まります。何も考えないで、ただ麻酔を打ち、その神経系の活性化のエネルギーが逃れることなく、手術後の日常でも回り続けている。危機の状態で、日常を生きるカラダ。