トラウマワークの概要、私の体験と学び


わたしは20才前後(19〜21才)の2年間、身動き取れずに、、部屋にうずくまり、冷たいベッドの上にただひたすら、、何もなく、横になっているだけの時間を過ごしていました。2年間、一人暮らしで誰とも喋らず、、なにもしない、、世界の底の底を、、そこに蠢いている感覚。何もできない、本を読む?そんなことは到底出来ない、なにもせず、ただ横たわっているだけ。。

 

それは、まるで冷たい、体温を持たない、爬虫類が凍りついているようなもの。

 

のちに、それを説明する理由が見つかりました。トラウマワークの概要と、ボディワークの可能性について、少しお話ししていこうと思います。


トラウマからの回復の記憶

 

時間が止まる

あるワークショップ(勉強会)に参加したときのこと、こんなフレーズが出たことを覚えています。『トラウマは時間を凍りつかせ、時が止まる』、、それは、まさにそう。わたしは、それを体験したことを、思い出しました。他の参加者はどういうことか、ピンとこない感じでしたが。

 

時間を止める?そんな恐ろしいこと、やめたほうがいいですよ。自然に時間が経過してゆき年をとっていく。相応に年をとり、いろんなものが剥がれていく、、素の自分、本来のわたし。そこに近づいていく。。それは、、ほんとうに光と同じものです。(のちほどバイオダイナミクスとトラウマの回復の項で語りましょう。)

 

回復の道に出会うまで

かんたんに、わたしのプロセスを書いておきましょうか。

 

もともと、超緊張し世の中と対峙していて、、かなり固い鎧を常にまとい、うそ笑いで対応していたように思います。クラスでいちばんの優等生、とか。先生の言うこと、ルールは絶対。世界は怖かった、幼い頃の記憶は、風景に昏い青色が重なるように染まっている。授業中はもちろん、電車などでも眠ったことはない、つねに緊張していたのでしょう。

 

地方の大学に入学し、一人暮らし。1ヶ月ほど経った頃、大学にはいかなくなりました。ただベッドに横たわり、1日が過ぎていく、、2年間を過ごしました。

 

大学を中退し、2年ほど働き、3年間の海外旅行、バックパッカーで神戸から上海に船で渡り、陸路で南アフリカの喜望峰までいきました。このときは、もう、どうしようもない、唯一の出口は海外に行くこと。生きて帰ってくることはできない、くらいに思っていたようです。初めての海外でした。

この旅行でアジアを彷徨い、インド、チベットあたりをぐるぐるし、出会った人。土地のエネルギー。。

マインド、スピリット、こころ、からだ、に興味を持つようになったようです。帰国後、整体師として、働くようになりました。

 

その後、2006年、2度目の海外旅行にアメリカ大陸横断中にロルフィングと出会い、、そして、その旅行中にチベットまで再び行きました。聖なる山、カイラス、に行きました。その旅程で、腸チフスにかかり、1ヶ月以上下痢が続きものが食べられない、、歩けないほどに痩せ、自分の中身がすべて出て行った。という体験をします。そこからの回復に、時間がかかりました。それは、本当にすべての消滅と再生の時間でした。今もそのプロセスのあとにある、時間を進んでいます。

 

自分の中身が全て出て行き、心身の流出。世の中に対応できない、これまで持っていた世界に対する絶対の防御であった鎧はなくなり、世の中に対し身動きができない、20才のころの暗黒の世界を、また体験し始めます。

 

しばらくして、少し身動きができるようになり、、。世の中に出て行きます。しかし、、

 

人と対応できない、話せない。目が痛い、吐く、、首がしまる、、言いたいことは言葉にならない、、首が閉まる。(※この状況はずいぶんマシに回復したときの体感です。)部屋にうずくまり、一歩も動けない、休日は、なにもできない、うずくまっているだけ。神経がイタイ、、。この頃は派遣で事務系の仕事をしていたのですが、普段は人に近づけない、、休憩時間など間近で人が談笑しているような場面をみたときは、ショックでした。ひとはこんなに自由に喋れるのだ!と。すごい。

 

この頃には、神経系を扱うトラウマワークを受け始めていました。そして、さらにロルフィングなどボディワークを受け、回復へのプロセスが始まります。(こうやって、簡単にざっと振り返ってみても、もうあんまり覚えていないですね。世界は変わっています。新しい世界の原理も知りました。それは、バイオダイナミクスによりもたらせた世界で、向かう先が他のワークとは違います。)


わたしの回復のプロセス

わたしの回復のプロセスは、大きく3つの流れによりました。

・神経系を扱うトラウマワーク「ソマティックエクスペリエンス(SE)」

・軽く触れるだけで見守るようなロルフィングの手法「イールドワーク」

・命の原理である真髄、体の根源を扱う「バイオダイナミクス」

 

SE(ソマティックエクスペリエンス)との出会い

わたしはロルフィングのトレーニングに、アメリカとブラジルに行きました。ロルフィングを学ぶとき、コース3つのパートにわかれており、3度コースをとる必要があります。

 

最初は、日本の京都のトレーニング(※日本ではまれに不定期に開催され、過去に4回ほどコースが開催されています。)の開催を待ち、申し込みましたが、、このまま日本でトレーニングを終え、「はい、今日からあなたはロルファーです。」と言われたとき、、わたしは何もできない人で卒業してはいないか?個人で事業主として施術家として人と相対したとき、、。何者かになっている必要があると、思いました。そして、ありえない選択として、京都トレーニングをキャンセルし、アメリカのボルダーに申し込みました。

 

Unit1,2をアメリカのボルダーで取り、Unit3はブラジルに取に行きました。

 

そして、卒業できませんでした。

 

理由は、人とやりとりができないから。プラクティショナーとして、クライアントと自由にやりとりが、できるようになることが条件。その条件をクリアしたときに、合格される条件付き合格となりました。

 

そして、人と比べてトラウマを多く抱えているようだということで、SE(ソマティックエクスペリエンス)というトラウマワークを紹介されました。そのUnit3の講師ペドロ、Pedoro Prado、はバックグラウンドに臨床心理士をもち、ロルファーであると同時にソマティックエクスペリエンスのトレーニングコースを教えられる資格も持つプラクティショナーでもありました。

 

それから3年半後、わたしは条件をクリアし、ロルファーとして認定されました。日本でトレーニングに参加していれば1年半ほどで取得できますが、結局わたしは7年ほどかかりました。

 

ソマティックエクスペリエンス(SE)の概要

一般にトラウマワークといいますと、心を扱う、と考えがちですね。こころ、感情や思考からトラウマの出来事を解放する。しかし、これでは、なかなか症状は改善しないようです。理由はトラウマは体に残っているので、言葉による理解では届かないからです。SEのアプローチは、感情や思考や出来事にはなく、体からのアプローチ、とくに神経系に特化したトラウマワークです。

 

その仕組みを簡単に解説しますと、①脳の構成、②どのようにトラウマ化されるのか、③トラウマの症状、④回復に必要なこと、⑤解放の注意点

 

①脳の構成は、進化の過程により「脳幹(体)、感情脳(感情)、大脳(思考)」の大きく3つに分かれます。トラウマは、体に残ります(②で説明する。)が、言葉や理解による一般的なセラピーのアプローチでは、感情脳や大脳には届いても脳幹には届きません。脳幹にアクセスするためには、”身体感覚”を使う必要があります。SEは身体感覚をつかったトラウマワークのアプローチをします。

 

②トラウマ化のしくみは、動物の生存本能にあります。脅威に出会ったとき、「逃げる/戦う/死んだふり(凍りつき)」の3つの戦略をとりますが、死んだふり(凍りつき)からの回復に失敗したとき、トラウマ化されます。その理由は簡単にいうと、生存のために動物はめちゃくちゃ頑張りますが、逃げる/戦うの戦略が成功したとき、その頑張りのエネルギーは消費され消えていきます。しかし、その戦略に失敗したときには、最後の手段として「死んだふり(凍りつき)」をします。凍りついて静かなようで、実は、逃げる/戦うより大きな莫大なエネルギーを消費しています。敵が去り、死んだふりから蘇るときに、その体に溜まったエネルギーを解放して、動物は自然に還りますが、何らかの理由で(とくに人間は大脳が発達しているため)その解放に失敗したとき、体には莫大なエネルギーが回り続けます。それが、トラウマ化された状態です。

 

③トラウマの症状として、常に大きなエネルギーが体の中を回り続けている、とはどういうことでしょうか?たとえば、つねに脅威に向き合っている状態が、体の中で起こっている。と言えるでしょう。その場合は、不安感や怒りや、、そういう感情の不安定や思考と結びつくかもしれません。しかし、さらに、もっと莫大なエネルギーが体の中を回り続けているとき、それは凍りつき状態にあるります。活性化が高い”逃げる/戦う”状態の不安や思考や感情が巡るのではなく、さらに活性化が高い”死んだふり(凍りつき)”状態では、、もう、身動きできない、ぼーっとしている、実感がない、、という状態になります。そっちの方が、神経系の活性化が高い=トラウマ化が強い、ということになります。

 

④トラウマからの回復の方法は、その心理や感情や思考や出来事がどうであったか、というのは、あまり意味がなく、この神経系を巡る莫大なエネルギーの解放が、必要ということです。そして、もっと必要なことは、この神経系の働きを健全に回復させることです。トラウマ化された神経系は、少しの刺激で一気に活性化があがったり、上がった活性化がなかなか降りてこない、というシステムをもっています。このシステムを、もっと柔軟に、、活性化しても自動的に低くおりてこられるような神経のシステムを作ることにあります。

 

(そして、もうひとつ追記すると、、人間を含む哺乳類は群れを作り、社会生活を送ります。そのとき、安全安心な状態にあるときに優位に活動している神経が「腹側迷走神経」です。これは、爬虫類などにはなく、哺乳類にしかありません。これが活動できるようになるとき、社会的な活動、話したり、人とやりとりしたり、笑顔があったり、、そういうことができるようになってきます。)

 

⑤解放の注意点として、一気にたくさんやってはいけない!とうことがあります。一般に流行りがちな感情解放系のワークは、危ないです。必要なのは、少しずつ少しずつ、1滴ずつ解放していくことです。急激な解放は、体に負荷をかけ、より負荷エネルギーを積増ししてしまいます。解放さしたのちに崩壊し、体は「まとまり」を欠きよりトラウマ化されていく。トラウマ化された体は柔軟性が低いので、より慎重に少しずつ、少しずつ。大切なのは、解放そのものより、より健全な状態に移行することです。つまり、大切なのは、解放の分だけ余力を取り戻していく、、体が「まとまり」を取り戻していく『統合』です。

 


笑うことはない、やりとりできない、動けない、、冷たい。

人とやりとりしたり、、セラピーに通ったり、話したり、「しよう」と”思う”だけでも、マシのようです。そんなこと、思えないのです。人と比べて怠けている、とか、そういうことではないのです。

 

ただ、体がそうなのだ。

 

わたしは、2年ほどSE(ソマティックエクスペリエンス)を受けていた時期があります。動けない時代、、そして、その時期も終わりに近づき、、その後、外の世界に、徐々に出て行き始め、、ロルフィングのワークショップ(勉強会)などに参加し始めました。

 

(この頃は、ワークショップに行こうとすると、吐くとか、頭が熱いとか、目が痛いとか、そういう感じではありましたが、身動きが全くできなかった頃よりは多少マシになっていました。ワークショップの場にいること自体、きつかったですし、たまにクラスを抜け出してひとりになり、震えて脱活性化(溜まったエネルギーの解放)をしたりして対応していました。)

 

そこでは、一般的なロルフィングの手技(服を脱ぎ、強圧で皮膚をスライドさせて筋膜を伸ばす)とは異なり、軽く触れるだけの手技を用いる方法があることを知りました。それが、イールドワークでした。(※現在では、さらに別の手技バイオダイナミクスを用いています。)

 


ロルフィングの手技、イールドワークの学び

ロルファーとして認定された頃、イールドワークの学びを始めました。それは、ロルフィングの手技で使われる手法で、一般のロルフィングの手技(強圧で、痛い。服を脱ぐ。)とはことなり、軽く触れるだけの手法です。

 

その学びの中では、自分もワークをしますし、受けもします。そこで、感じたことがいくつかあります。

 

  • ロルフィングの方が、ソマティックエクスペリエンスより、プロセスは早く、しかも、より本質的なのではないか?
  • ロルフィングは、軽く触れて、変化を導くほうが、より体の本来の姿に、適しているのではないか?

 

ロルフィングの方が、より本質的なのではないか?

ソマティックエクスペリエンスを2年間ほど受けてきたこと、イールドワークを手技としたロルフィングを受けたこと、その後、バイオダイナミクスを手技としてロルフィングの施術をしていること。そこから、わたしにとっては、ソマティックエクスペリエンスよりロルフィングの方が、体の統合、つまり、トラウマからの移行により有効なのではないか、という感想をもっています。※ただし、適性によりソマティックエクスペリエンスの方が有効な場合はあると思います。

 

ソマティックエクスペリエンスは、体からのアプローチでトラウマを癒そうとします。それは、「神経系」を癒そうとします。。しかし、体の現実は、神経系だけ見ていても、収まりがつきません。体の全体を見るアプローチ、神経系を含めた「全体」を見ているのが、ロルフィングです。

 

ロルフィングは、体の全体を「統合」します。

 

私の個人的な体験では、ソマティックエクスペリエンスは、遅々として進まない、、でも、これも必要なプロセスだったと思います。そして、そういうトラウマの多い体の状態では、そういったアプローチの方が適していたのかもしれません。しかし、その後、軽く触れるだけのロルフィングを学ぶうちに、体験したことは、体は、、力を持っている!

 

それは、叡智の力であり、我々人間の理論だけでは、制限されているちから。ロルフィングの10シリーズを進むうち、体は土台を得て、どんどん変わり始めました。そこでは、普通ではありえない変化や、反応もありました。

 

印象的であったのは、

ある回で、そのセミナーで生徒と交換セッションをしたとき、たしか、、セッション3くらいだったと思いますが、体がゆれました。一瞬、胸郭の中身が、ぶるん!と震えました。それが、2回。なにか、圧倒的に変化を、調整が起こりました。2年間ソマティックエクスペリエンスを受け続けてきても、なかなか対応できなかった世の中に、1年を通して学んだ3つのパートによる10回のセッションで、段違いに世界は変わりました。

 

神経系をも含めた、体の全体。それが、統合されていくこと。ロルフィングはすごいと思いました。

 

※ただし、ロルフィングは心理セラピーではなく、専門家でもありません。ですので、精神疾患のためのワークではありません。体の統合を目指す方にとっての、ボディワークです。

 

もちろん、ソマティックエクスペリエンスの方が優れている点もあります。とくに、施術者に触れられることも難しかったりトラウマが多すぎる方は、少しずつ少しずつ変化を積み重ねるソマティックエクスペリエンスの方が適していると思います。そして、ロルファーは心理の専門家でもありませんので、精神疾患の対応には、あてになりません!

 

軽く触れるだけのロルフィングが、より本来の姿に適している。

これは私の性質のためかもしれませんが、(ロルフィングの最終トレーニング中にも、先生にロルファーになるの辞めるっていうたくらい。)施術者が無理して受け手の体を変える!というのに抵抗があります。そこにいる人はその存在で、すべてOKではないか、施術者が強い圧力で体の組織を変形させて、お気に入りの「まっすぐ」にすることに、強制された、何か無理と窮屈さと傲慢さ、を感じてしまっていたのです。

 

ロルフィングのトレーニングを終え、ロルファーと認定されても、その強圧の手技(トレーニングでは、強圧の手技だけを学びます。)で施術をしなければならないとしたら、ロルファーとして活動していくことはできないかもしれない。。そんなとき、SEのセッションから外の世界の学びに移行し始めた頃、イールドワークを知りました。それは、軽く触れ、受け手の体の知覚や、重力の感覚を使うことで、体が外側から変形されるのではなく、内側から広がってくるように、自然と自分で変化を始める手法でした。

 

誰かに何者にも強制されることのない、自然な自らの反応。

 

そこに惹かれ、そして、ある種の感性のある人でなければ施術が難しいその手法は、繊細で、、わたしがこの世でロルフィングを始める手段をくれました。

 

効果も、強圧の一般的な手技より、数段上だと感じました。この手技を用い、わたしはロルフィングのプラクティスを始めました。初期の手技です。。その後、より本質的な命の叡智、バイオダイナミクスの施術へと移行していきます。

 

生命の真髄、バイオダイナミクス。

現在の私のロルフィングの手技は、バイオダイナミクスのアプローチです。これは説明が難しいのですが、その世界観は美しく、そして、、本来の命の姿、私たちの姿と世界、ある種、、神聖さを持ったワークです。

 

バイオダイナミクスからみると、初期に使っていた手技イールドワークでさえ、とても介入的で恣意的に感じてしまいます。

※バイオダイナミクスとは、”クラニオセイクラル・バイオダイナミクス”とは別物です。全く異なる世界観とルーツを持ちます。

 

 

回復の体験から思うこと

それは体の浄化、、(あるいは純粋さ)は、すべて、自分の心やあり方も含め、世界を変えます。クリアな体、、それは、生命の現われです。バイオダイナミクスのアプローチを学ぶようになり、その真髄に流れる、本質に気がつきました。

 

3つのワークの特

具体的なところでは、これまで話してきた3つのワーク「ソマティックエクスペリエンス」「ロルフィング」「バイオダイナミクス」には次のような特徴があると思います。

  • ソマティックエクスペリエンス(SE)

精神疾患と診断されたり、体に触れられることが難しい、外出することが難しいなど、ボディワークを受けられない場合は、体からのアプローチであるソマティックエクスペリエンスを受けることを検討しても良いかもしれません。(※その際は、心理の専門家から選ぶと良いと思います。ロルフィングを含め、ボディワーカーは心理の専門家ではなく、精神疾患は扱えません。

  • ロルフィング

ロルフィングは心理ワークではありませんが、体が整い、存在の全体が次の段階にシフトしていくとき、あなたが感じるあなた自身、あなたのいる世界は、変わっていくことでしょう。より自然な姿、気づき。

  • バイオダイナミクスのアプローチ

バイオダイナミクスのアプローチからロルフィングの施術をするとき、そこには、、不思議な世界があります。生命力の源と、それを遮っていたブロックの解消、、ありえないことすら起こり得る、生命には、回復する力が備わっています。施術者が体を変えるのではなく、生命の流れが体を癒します。

 


ソマティックエクスペリエンス(トラウマワーク)のトレーニングでクラスメイトからお花をいただきました。。楽しかったです。とっても勉強になるトレーニングでした。リソース、自己調整ということを新しい側面から知るトレーニングとなりました。

 

※リソースとは、自分を元気付けてくれるものや勇気を与えてくれたり、そこから滋養を得て力をいただけるもののことです。昔の私は、これを全くなしで生きていこうとしていました。そうすると、、何が起こるか、自身の内側だけでやりくりしようとすると、枯渇し疲弊してしまいます。これではうまく生きていくことができませんでした。

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今回のトレーニングでは、自己の調整には2つのアプローチがあるということを改めて認識しました。身体が無意識のうちに勝手に調整してくれる自己調整、それと同等に大切なのが「自分の意識で行う自己調整」、そのリソースを育てること。

 

『日々の日常でのリソース』自分が居心地よく、安心できる環境をつくること、食事や住環境、自然の中へ出て行って、滋養を得ること。

 

これは本当に身体、それと繋がる心に影響しているな。と感じました。『自分にやさしく。』

 

こんな感じで、トレーニングや学びの機会は私の人生と直結していきます。