ロルフィングとトラウマワーク


ロルフィングはトラウマワークではないのですが、、体が変わるとき、心も変わる。肉体、、感情、思考、スピリット、、世界。それらは、深いところでひとつながりの、、。それは、バイオダイナミクスの世界です。すべてに共通する、世界。


ロルフィング(ベーシック10シリーズ)のプロセス、そこで起こること。

10シリーズのプロセスで一般的によく見られることは、(ほとんど例外なく。)次のような感じです。

 

  • セッション1〜3:始まり、準備の段階。

バイオダイナミクスのアプローチによる施術、軽く触れるだけ、、初めて体験する不思議な世界、眠りと覚醒の間の、、なんとも表現ができない感覚世界の体験をし始めます。不思議〜。今まで受けてきた施術とは全く別物。という感想をみなさんおっしゃいます。

 

  • セッション4〜7:深いプロセス。

体の深い組織がテーマとなり始め、深い体験を日常でも経験する方が多いです。いままでいた世界はなんだったのか?わたしは、こうだと思っていたのに、、。世界の知覚が変わり、今までの自分が慣れていた世界とは別の世界が見え始めます。

 

  • セッション8〜10:自分中心から、世界に関わる一滴の真実になっていく

セッション7までの変化、特にコアのシリーズ4〜7では、自身の内側の奥深くに降りて行くような、、プロセスをたどるものだと思います。そこで出会うことや、感じること、今までの自分と、これからの自分。古い過去の出来事と、新しいこと、子供の頃の新鮮な世界の事象。そんなものをくぐり抜け、ここまでやってきました。統合のセッションである8〜10。これからは、自分のことから、世界のこと、他者のことを感じ始めます。なにか、他者に、世界に、自分ができること。自分のためにエネルギーをかき集めてくるのではなく、自然な透明な光が何者にも理由付けされたり感情で汚されることなく無私のこころから世界に放射していくこと、、。それが、じつは、自分を支えてくれることに、気がつき始めます。他者への奉仕とは何か?そういうことが新しく見えてくる方がいます。バイオダイナミクスの世界観に近づきます。

 

  • シリーズの初期:思った以上の変化に戸惑うことがある

たったこれだけのセッションでこれほどまでに変わるとは、この先どうなってしまうのだろう?少し不安、とおっしゃる方も時々おられます。変容のプロセスは大きいです。しかし、バイオダイナミクスのアプローチを用いた施術では、施術者が理屈で受け手の体を変えることはできません。必要なことが、起こるべくして起こる分だけ起こる。体が自然に持っている変化の道筋、自然な治癒。ただ、その道を歩くだけです。より大きな変化を起こさせよう、というのは施術者のエゴです。バイオダイナミクスでは、それはあり得ません。

 

  • シリーズの初期:古い根を持たない傷が、一気に解消される時期がある。

バイオダイナミクスの項目で書こうと思いますが、歪みを生み出す「傷」には、比喩的に書くと、根っこを持つものと、もう根っこはなく、形だけがそこに残っているものとがあります。バイオダイナミクスのアプローチで、深い領域にまで降りて行くとき、この根っこのない形骸のみ残った傷は、一気に解消されていきます。そのため、プロセスの初期では、深い眠りの領域に降りて行くことが、ときどきあります。(※もちろん、プロセスの後半でも深い眠りに入ることは多々ありますが、また質が違うように思います。)セッション後、しばらく眠り続ける方も、たまにおられます。

 

  • シリーズの中盤:躊躇と逆行が頭をもたげることがある

過去の自分から、新しい世界に移行していくとき、過去の自分は消えていきます。これが私、これが、私の思い、私の感情、私の思考、私の都合、私の世界、、そういったものが、何者でもなかった。ほんとになにもない、ただ透明なそんざい、そこにわたしがあるとき、、それを許さない存在=エゴ、または私の中に入り込んでいた何か別の存在、が頭をもたげ出す、そして、それに引っ張られ、新しい世界に逆行するように、かつての世界に戻っていこうとする力が働くことがあります。自分の頭で考えて、決めること、それは(後ほどバイオダイナミクスの世界で書こうと思いますが)自分の創り出した、あるいは、他者によって植えつけられた世界観による制限の中から抜けられません。その外側に行きたいのです。新しい世界、本来の自分とは?たまに、そういう場面に直面する方や、まれですが、プロセスから離れていく方もいらっしゃいます。もしそんなときがやってきたら、それは、頭や過去の経験からの理屈ではなく、何者にも汚されていない「直感」で決めてください。プロセスを通過すること、その先があります。セッション8〜10でまとまりを持ち始める、新しい自分が形を持ち始めるまで、進んで行かれると良いと思います。

 

  • 以前の自分を忘れてしまう。

ロルフィングの施術で体が変化するとき、それは以前の状態には「戻らない」、ということが観察されます。受け手の方によくあるのは、以前の自分の状態をあまり思い出せない、何を感じて何を考えていたのか、、体の痛みはどこがどうだったのか、、。よく思い出せない。自分の中心軸がシフトし、より自然で楽な、、つまり、何か思考や感情に支配されていた時代から、思考や感情ではない、その背後にいつもあった、、子供の頃に感じていたような、キラキラした世界、あるいは、なんだかワクワクするような、何もしなくても、特に何もないのに幸せを感じている。。そういう本来の自分が、中心軸を持ち始めます。そのとき、過去を支配していた、「自分」は偽物だった、もう必要のない存在となります。なんのために10シリーズを受けに来たんだっけ?忘れてしまった、、そんな方もいらっしゃいます。

 

  • 何も付け加えられない、剥がれていくだけ。

私のロルフィングの基本的な姿勢は、バイオダイナミクスの世界観にあります。それは、他者が、受け手の体を理屈をもって変形させることはできない。受け手の内側にある生命力が、歪みを解消していく、、比喩的に言うと、生命力の源である、静けさから、、光が放射していくように、、その光が、それまで光を遮り吸っていた歪みを透過していく、、、そのとき、光のエネルギーによって、歪みは崩壊していく。本来の生命力に満ちていく、、。誰かがまっすぐに形を変えたのではなく、歪みが解消していくと、自然と本来の姿になっていく。施術者には何もできない。プロセスは体本来の道筋に従うことができるだけ。

 

  • 10シリーズ完結、変化は継続している。

ロルフィングを完結された方は、ほとんどの方は、施術を受けに来ません。たま〜に、数ヶ月〜数年ぶりくらいに来られるとき、みなさんおっしゃるのは、特にどこも問題がない、なんとなく、、来た。他のみんなはどんな感じでくるんですか?と。なんとなく、来ていただいたらいいと思います。10シリーズの効果は継続していくようです。

 

  • 10シリーズ完結後も、体は変化の可能性を持っている。

とても少ないですが、10シリーズ完結後も月に1度くらい、施術を継続される方はいらっしゃいます。さらに、体は変化をする余地がある。なんだか、すごい根本からの変化、バイオダイナミクスのアプローチによる変化は底がありません。その理由は、バイオダイナミクスの項目で後ほど説明しましょう。

 

  • う〜ん、ほんとかな?

さあ?、、実際に受けに来てみてくださいな。体験セッションもやってますし、体験記もあります。ご参考にどうぞ。

 

 

 

わたしのロルフィング、その世界観。

イメージ。

  

ロルフィングベーシック10シリーズ。

トンネルをくぐり抜ける。

自身への旅。深みへ。

自分との新しい出会い。知ること。変化、変容。 

 

10シリーズ完結。

そこは、出口。

広場に出た。まわりにはいくつもの扉。

どれを選択するか、いくつもの選択肢があり、またここへ帰ってくることもできる。

旅立ち。 

  

ある人は、プラクティショナー側としての興味を持ち、

身体の世界へ踏み出していく。

 

ある人は、ご自身の更なる進化を目指して、

探求を続けていかれる。

 

またある人は、新しい感覚で、

ご自身の世界、ライフワークを追求されていく。

 

そして、時期が来たらまた帰ってこれる場所でもある。

相談や質問、身体のメンテナンス。

ポスト10としてさらなる探求を始める方。

 

さまざま。 

次の段階へ。

   

わたしは、そのガイド。

 

ロルフィングで起こる、機能と構造の変化

ロルフィングで起こることを、もっと具体的に、機能や構造の面から見ていきましょう。

  • 中心軸が整う
  • 重力と調和する
  • 呼吸の制限がなくなる
  • 土台が安定し、それにより適応力が増す
  • 双方向性、つまり、伸びが出てくる

これらの体の姿が現れてくるとき、それは心や人との関係性、世界の見方にも影響はでてくるのでしょうか。


バイオダイナミクスのアプローチ

 〜編集中〜