ソマティックエクスペリエンス(SE)とは


 

『トラウマとは、出来事そのものにあるのではなく、神経系に閉じ込められた未解決のエネルギーである。』

 

ーピーター・リヴァインー

 

 

トラウマとは、個々の出来事の記憶などにあるのではなく、そのとき神経系に起こった活性化を適切に解放できず、そのエネルギーが今でも身体の中(神経系)を駆け巡っている、そのことにある。つまり、その神経系を巡る未解放のエネルギーを解放することができれば、それに紐付いた生理現象、感情や思考、つまりトラウマは解放することができる。

 

※その解放は、一気にやると逆に神経系を圧倒し、再びそのエネルギーを凍りつかせてしまう。再トラウマ化です。そうではなく、身体が解放し「統合」する時間をもてるように、大丈夫な状態にベースが移っていくように、ゆっくりと、安全に行われることがキーです。

 


 

トラウマ、病変、歪み、違和。。それらは敵か?

 

トラウマとは、、そこから回復していく、、するとそれは人生の重荷から輝きへと変容していく宝物であったことに気がつきます。それまでの人生で負荷にかけていたエネルギーは自身の生命エネルギーに取り戻され、平和でラクな世界へ。。それだけの伸びしろがあり、世界を知る機会を与えられたギフトであったことに。それは、他者への慈愛に変容されるでしょう。ある人はセラピストになるかもしれません。

 

〜 ボディワークの観点からの報告、重要な視点 〜


病変とは、歪みとは、、

それらを作り出したものは一体何か?


ボディワーク(バイオダイナミクス)の世界では、次のように解釈されます。

それは、実は『健全』が作り出したのです。

その原因には悪ではなく、愛の性質が静かに佇んでいます。

 

病変、歪みとは『真の健全』から生み出されてきたもの。。私たちを守るために。

 

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健全とは、病変とは、、。(バイオダイナミクス、ロルフィング、から見た世界。)

バイオダイナミクスの考え方では、
病変、歪みを作り出してくれたものは『健全』と捉えています。

どういうことか。

。。。

たとえば、車と衝突したとして、ぶつかったところに衝撃が加わります。
(人間の身体は、力学的に考えると、バラバラになってしまうような衝撃がかかるそうです。)
バラバラになるような大きな衝撃に、耐えるために、健全がそこに歪みを作ってくれる。衝撃を吸収し、 全体としてのシステムをなんとか保つように働いてくれる。

歪みを作ったのは、健全。

それゆえ、歪みの元、その中心には静寂があり、
そこは健全に繋がっている。

。。。

歪みの「背景」にある、健全にまで降りていくことで、歪みは解放されます。
つまり、歪みそのものを、見て、なんとかそれを変えるのではなく、
その原因となる健全を見つけに行くこと。
これが、バイオダイナミクスの方向性です。

もっとも大切なこと、問題ではなく、健全を見つける。

これだけです。

そうすると、施術者やその人の意図で変形させるのではなく、
その健全の領域で静かに待っているだけで、
自然と、解決していく。その治癒力が身体にはあります。

それは、ただ解放され部分が全体から浮いた状態となるのではなく、
部分として、孤立していた歪みが、
解放されると同時に、全体に含まれ、全体に還っていく。全体と調和していく。
これは、「統合」です。

。。。

統合とは、全体が調和した状態。

調和しているので、元に戻らない。

調和しているということは、新しい段階に移行していること、
いつもとは違う身体になっているということ。

それは、何かを付け加えられた、身体ではなく、
施術者に教え込まれた、身体ではなく、
誰かに作られた、身体ではない。

より自然に、本来のまっさらな身体の、健全さに
近づいていく、あなた本来の姿に近づいていくこと。でしょうか。。

***

ロルフィングでは、どうか。

やはり、歪みそのものを、なんとかしようとはしません。

歪みや痛み、そのものを扱うのではなく、その背景である、身体の調和、
重力との調和、を扱います。

どういうことか、

。。。

イメージしてみてください。

様々な、歪み、いーっぱい、表面に浮かんでいる。あるいは深層の組織に、浮かんでいる。
それらを、ひとつひとつ扱うか?
キリがない。

それらの歪みが浮いている、その土台、その下にある本質の状態を、整える。
土台の整った身体。その上に浮いていた無数の歪みは、その依存していた土台が変わり、安定して均質になっていく。
ひとつひとつを扱うのではなく、土台となる、身体の構造。を扱う。
つまり、重力と調和した身体に近づくほどに、自然と問題は解決していく。

ロルフィングとは、
まさに、調和、身体の『統合』を扱うボディワークです。

***

一方、世の中には、トラウマ、傷、歪み、を扱うが、

その際にでてくるドラマに一喜一憂するものが、インパクトあるし、早いし、わかりやすい、流行る。

出てくるものに、みなさん飛びついて、驚いて、大好き。

でも、それ、キリないですよね。

あらゆる、傷を、トラウマを、歪みを?

どれだけ時間がかかっても、終わらない。

トラウマ遊び。。

解放、それ自体が目的では、終わらない。

統合されること。それが大切。

***

解放され、出てくるものに一喜一憂するのではなく、

『統合』されていくことが大切。

統合とは、部分が孤立したり、バラバラではなく、
あらゆる部分がその他のあらゆる部分と関係し、連動して滑らかに動ける。

全体につながりがあり、まとまり、統一感のある感じ。
安定感がある。落ち着いている。そんな感じ。

 


トラウマ解放のワーク

 

SEもロルフィングも対象としているのは身体です。その違いは、ワークの対象と、受け手の適性にあります。

 

  • ワークの対象

SE:対象は神経系のみです。刺激が少なく受け手の身体的負担はとても少なくコントロールされています。

ロルフィング:対象は身体全体が整うこと。もちろん神経系も含まれています。

 

  • SEが適している場合 

トラウマを多く抱えた方で、外界からの刺激に対する耐性がまだ低い方は、ボディワークが難しい場合があります。

まだその段階にいる方には、SEはとても良いワークだと思います。

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※SEは「神経系」の耐性、柔軟性を高め、より自由な存在に変化していきます。神経系の器をより大きく、適応能力のある身体に変化していくワークといえるでしょう。神経系に特化し、ほぼ神経系にしか焦点を当てていないため、一回のセッションでインプットできる神経系への情報量はとても少なく進度はゆっくりです。それは、同時により「安全に」行うことができることを意味します。

しかし、「神経系のみ」を対象とし、体全体のシステムを扱ってはいないので、より限定された効果にとどまる(ロルフィングと比較して)といえるでしょう。

 

  • ロルフィングが適している場合

しかし、すでにある程度のキャパシティ(外界からの刺激に対する耐性)を持った方であれば、ロルフィングなどの全体性を扱うワークですと、起こる変化は神経系を含めた身体システムの全体にまで及んでいきます。神経系にとどまらない変化、ロルフィングは、さらに違う地点に連れて行ってくれるかもしれません。

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※ロルフィングでは対象は神経系を含んだ「身体のシステム全体」です。これには数かぎりない身体の機能(神経系、筋骨格系、内臓、血管、心臓、リンパ、免疫、などなど)を同時に含んだワークであり、その複合的な影響は隅々にまで反映、波及していきます。そこには、器として神経系の柔軟さだけではなく、体全体の柔軟性と耐性、解放と統合を手に入れます。

ストレスを受け流すことのできる肉体の構造、下半身のサポートと自由な上体、その進化の質と全体の変化による心地の良い居場所、そこに移行して行った時、心理的な居心地も変化していることはしばしば報告されます。

 

 

※ロルフィングは医療行為ではなく心理や精神の治療は行いません。しかし、身体が整うことの結果として心理面に影響を与えることがしばしば観察されます。※変化の例として「体験記」ページをご覧ください。

 

※精神疾患で通院されている方の場合、ロルフィングを受けるには医師の許可が必要です。

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※適したワークを行うことのできる専門家をご紹介することがあります。

 


 

ソマティック・エクスペリエンス(SE)とは

 

  • 神経系を健康な状態へ回復していくためのトラウマワーク

トラウマといっても心の問題に焦点を合わせるのではなく、人の神経系を扱い「身体感覚」に焦点を当てます。神経系の活動を健康な状態に回復していくワークです。

 

  • このワークの創始者はロルファー(ロルフィングの施術者)でもありました

ピーター・リヴァイン博士です。

 

  • 未完了のエネルギー(トラウマ)

- 動物には生存ために脅威と出会ったとき次の3つの戦略をとります。

「逃げる、戦う、凍り付く(死んだ振り)」

この3つに優劣はありません。すべて生存のために同等に必要な行為です。

- この3つの状態にあるときの神経系は活性化し、高いエネルギー状態となっています。戦い、逃げるときだけでなく、凍り付いているときにも高いエネルギーを使い続けているのです。

- このうち、「逃げる、戦う」戦略を取ったとき、その行為が終わるときには身体はエネルギーを使い切り神経系は落ち着きを取り戻します。しかし、「凍り付く」戦略を取ったとき、その状態から戻ってくるときにもエネルギーを使い切りる必要があります。野生動物を観察するとこのとき身震いするなどしてエネルギーの解放を行うのですが、人の場合それをやり損ねてしまうことがあります。このとき、高いエネルギー状態は維持され続け神経系の中を回り続けるのです。

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人間は大脳が発達しているため理性によって、この自然なプロセスを止めてしまうことが多々あります。

この場で泣いたり、震えたりするのは恥ずかしい、あるいはそれを行っている人を親切心や文化的基準から邪魔してしまう、階段から転げ落ちた人を(本人が状況確認ができて震えが起こりエネルギーを解放する前に)すぐに助け起こしてしまう、など

 

  • トラウマのある人とは

トラウマのない人などいません。その程度に差があります。

トラウマのきっかけとしてはあらゆることがあり得ます。落下、麻酔、手術、誕生の仕方(吸引、帝王切開など)などなど。

すべての有機体は拡張と収縮を繰り返し安定を保ちます。拡張のみだったり、ずっと一定だったりすることはありえません。トラウマを受けた人の神経系は刺激に対する安定した活性化、非活性化がうまくいっていません。

*神経系の活性の状態と、自身の考え方や心の状態も連動しているようでした。

 

  • タイトレーション(少しずつ)

神経系の働きを安定した正常な状態にシフトしていきます。

このシフトには時間がかかります。ゆっくり、ゆっくり。少しずつ。身体(神経系)は変化していきます。急激な変化には反動があります。

*はっきりいつ大丈夫になったという境目があるものではなく、気がつけば以前と比較すると確実に大丈夫になってきている。。というような感じでした。

 


  • わたしの2年半に及ぶSE体験

わたしは、SEを継続的に2年半ほど受けていたことがあります。そのときは、まだ日本に二人しかプラクティショナーがいない時代でした。たしか、2010年の終わりから。 

 

その頃は、働いてはいるが、人との会話、コミュニケーションがまったくできない状態でした。電話でも受けようなら汗ダラダラ、震えてくる。会話しようとおもっても喉が締め付けられ、言葉が出てこない。目が痛い。誰かに会おうとすると、着くまでに吐くし、鼻血出てくるし。もう、身体がそうなのだ、どうしようもない。(このときは、そんなことはわからず、自分のせいだと思っていました。周りからいろいろ言われてきたこと、それは、普通の人にはわからない身体の制限でした。)

 

不自由なのは、あなたのせいではない。身体がそうなのだ、今は。それは変わり得る、必ず。なぜなら、生きているから。人にはその回復の力が流れています。それを表現できるようにすること、それがボディワーカーやカウンセラーの仕事です。

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SEを受け始めるきっかけは、2010年12月にブラジルに行ったことでした。そこで、ロルフィングの最終トレーニング、ユニット3の講習があったのです。地球の裏側、そこを選択するか非常に迷いましたが。。

そこで、わたしはロルフィングの資格を得ることができませんでした。条件付きの合格。条件を日本でクリアすることで、認定証をもらえることに。

理由は、人とのコミュニケーションが難しいこと。クライアントさまと実際の施術でやりとりすることができない、そのことを解決する必要がある、私はトラウマを大きく抱えておりそれを解決してからだ、そういう指摘でした。その講師は心理セラピストでもあり、SEのプラクティショナーでもありました。(ロルフィングのコミュニティでは心理の大家です。)そこで、トラウマワークであるSEを勧められたのです。


結局、それから、認定の条件をクリアするまでに3年半かかりました。


まず、SEのセッションを受け始め、2年ほどで外の世界になんとか出ることができるようになりました。それまでは、ひとり。海外でトレーニングを受けましたので、ロルファーのクラスメイトはおらず。日本では孤立した存在でした。そして、仕事以外では部屋に閉じこもり、身動きできない状態でしたので人とのやり取りはほとんどゼロでした。それまでの友人たちもゼロになった。そのころの自分の描写は、自分を円の中心に世界のあらゆるひとは等距離にいる、どの方向に手をのばしてもとどかない世界。SEのセッションルームだけが本当の世界、プラクティショナーの方だけが本当の人、しかし、それは仮の世界、仮の人、仮の関係性。嘘の世界。

SEのセッションを受け始め、2年が経つ時、どうしてもそのセッションルームの世界から外に出て行きたくなりました。そう思えるようになった、それは、SEを受けることにより、少しずつ少しずつ、神経系、身体が変容していったからだと思います。身体とこころはつながっていると思います。

SEの変化は、ゆっくりです。変化は気づかないところで少しずつ少しずつ起こって行きます。とくに、外界からの刺激に対して耐性のない段階では、この少しずつというタイトレーションが大切です。じれったいほど変化はおそい。しかし、それが最速なのです。わかりやすい、その場での大きな変化は、解決には繋がりません。むしろ、時間の経過と共にトラウマを増幅させることがあります。


変化していることに、その場では気づかない。が、振り返ってみると以前と全然違う。それが本当の本質的な変化なのでしょう。


外界にでられるように、少しずつ、なってきました。吐きながら、鼻血出しながらですが。。そして、やっとボディワークのワークショップに参加できるようになってきました。やっぱり、吐いたり鼻血出したり、ぼーっと乖離したり、フリーズしたりしながら。。この頃もSEは受けていましたが、頻度はずっと減って行きました。

(そういえば、2年半の間に3ヶ月ほど受けるのをやめた時期が2回ほどありました。いやになったことがありました。けど、それしか手がかりがなかったので、また受け始め、外界に出られるところまでやってきました。)

ここからが、ボディワークによる変化の始まりです。神経系に限定されていた変化から、身体の全体の変化、身体の内側にある、癒しの力の発揮による変化の始まりです。そこに辿り着くまでに、SEが必要でした。でなければ、敏感すぎてボディワークは受けられなかったでしょう。

ボディワークを勉強しはじめると、自分の身体も変わってきます。学ぶということは受ける機会も多くなりますし、繊細な領域のワークでは、受け手だけでなく施術者も変化します。『場』の影響力でしょうか。


その学びの変遷は、

まずはロルフィングのイールドワーク。呼吸が全身に染み渡り、細胞レベルでの振動、あらゆる関節の位置関係が均質化した肉体のなかで再調整されていきます。  あるワークショップでのこと、交換セッションで受け手側に回っているとき、『心臓がゆれる』という経験をしました。横向きによこたわり、骨盤に触れられている時に、胸郭の中、心臓が一瞬わっーっと激しく震えたのです。術者の方に後で聞くと、見た目も身体が震えていたとのことです。このことは、変化の大きなきっかけとなったようで、一段階身体が変わった、という経験になりました。

 ※身体が震える、という現象はロルフィングのセッション中にときどき見られる現象です。触れられているところとは全然別のところで起きることが多いです。

そして、私のロルフィングのセッションが大きく変わったのもこの頃です。それまでは、受け手の方に服を脱いでいただき、強い圧力で皮膚を滑らせるようにストロークする、という手技を用いていましたが、このとき以降、イールドワークの手技でもある、服を着たまま、軽く触れるだけで身体の内側からの変化を促す、というスタイルに変わって行きました。


軽く触れるだけなのに、不思議です。


近年では。さらに深い領域を扱うバイオダイナミクスの学びを深め、そちらをセッションに取り入れています。 ※こちらも服を着たまま軽く触れるだけです。

(話が長くなってきたので、そろそろこのへんで。。)

このように、外界に出られるまではSEにより助けられ、その後はイールドワークやバイオダイナミクス、ロルフィングを学ぶうちに体は変化をつづけてきました。それにより、自分自身が回復していくこと、生きていくこと、それがわたしが辿ってきた学びのプロセスです。

その中心にあったのは、やはり、ロルフィングでした。

 


こころと体は繋がっている、、しかし、、それで終わりではありません。

次のようなフレーズがボディワークの世界にはあります。

 

『人とは、こころと体の総和ではない、それ以上の存在である。』

 

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人とは、「心+体」だと思っていたときには新鮮なフレーズでした。

それ以上の存在、きっと頭の理解では捉えきれないでしょうね。

***

例えば、水[H2O]が水素[H]と酸素[O]の総和でないように。

水[H2O]の振る舞いや性質は、その構成要素(である水素[H]の要素+酸素[O]の要素)とは全く違う別の存在になっています。

心+体 ではないんですね。人って。

そのことを体験を通して知ること、バイオダイナミクスの学びやロルフィングのセッションを通して実践しています。

 


トラウマ解放のサイン

 

ツーっと涙が流れる、深呼吸、血行による顔のほんのりした赤み、筋肉のピクピクした痙攣のような動き、などなど。

 

※ここは大事なポイントですが、ツーっと涙を流すのは、激しく大泣きするのとは真逆の現象です。  ある種の解放ワークをうたった自己啓発系のワークでは、激しく泣いたり暴れるに近い動きをしたりして解放させるというやり方をするようです(かつて、わたしもやったことがあります。。)が、これは神経系の観点からみると、ロルフィングとは真逆で、よけい体の調整能力を損ねます。まるで、解放されたかのような脱力感と疲れを感じるでしょう。しかし、これは統合して良い方向に向かいません。こういったワークが繰り返されると、むしろのちのち調子を崩していきます。 

 

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(そして、激しい解放ワークには、キリがありません。なんども何度も通うけれど、しばらくしたらまた必要になってくる。。)

わたしはソマティックエクスペリエンスを勉強したことがあります。そこで知り合った心理士さんからもそういう解放ワークで調子を損ねるかたが多いという話はよく聞きます。

本当の解放の際にはほーっと休まる方向に向かいます。そして、さらにロルフィングではその後の統合に向けて体に必要なサポートをしています。たとえば、身体が安定していくような足からのサポート、骨盤の安定、胸郭の広がりによる呼吸の広がり、などなど。その後の統合を身体から支える、解放を受け取るための器(安定した身体)を用意しています。身体と心はつながっている、ロルフィングは統合を目的としています。それが真の解放につながるでしょう。

本当に大切な事は、安定した身体と神経系、解放の後の『統合』なのです。

 


ロルフィングの優位性

 

ロルフィングが特化しているのは、解放と同時に身体の『構造』が変わっていくということです。

 

大地からのサポートの充実は安心感を生み出します。胸郭の柔軟性による自由な呼吸は落ち着きを生み出します。構造が安定していくと心も落ち着く、、統合のための大きな器ができていくのです。

 

※ロルフィングはトラウマを扱うことは目的としていません。身体の構造の安定化、重力と身体との調和を目指しています。

 

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さまざまな手法による身体からのトラウマの解放の後に起こること、そこが大切です。解放の後に神経系が再び乱れたり、より悪いパターンに移行するのではなく、安定して外界からの刺激にも柔軟なパターンを作れるか、そこが焦点です。解放だけ見ているようでは不十分、もしくは危険かもしれません。身体のシステムが再構築され、統合される。そこが大切です。

 


参考資料

 

  • 神経系の活性化、脱活性化について

http://ameblo.jp/rolfing-taro/entry-12158173088.html

 

  • 電子書籍

『とても簡単!自律神経セルフメンテナンス:神経のしなやかなはたらきを取り戻す』(浅井 咲子・田島 功 著)
http://ratik.org/4678/907438135/
日常で役立つエクササイズです。神経系の自己調整の能力を取り戻していくというもの。そして、神経系の仕組みについて、簡単にわかりやすく解説しています。

 


 

トレーニング歴

  • 2015年8月 ソマティック・エクスペリエンス(SE)トレーニング1・2(札幌)
  • 2016年3月 ソマティック・エクスペリエンス(SE)トレーニング2・3(札幌)