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最も優れたこと

 

 

最も優れたこと

最も優れたワザ

最も優れたアート

最も優れた料理

最も優れた技術

最も優れた施術

 

 

 

最も優れた、って

何でしょう?

 

 

 

施術、

もっとも優れた施術、

 

 

って?

 

 

 

施術者は静かになり

神秘に近づく。

 

 

 

神秘を通り抜け

クライアントは、変容する。

 

 

 

もっとも神秘に近づいた

施術がもっとも優れた施術なのだろうか?

 

 

 

もっとも高次な

次元に到達する施術が

 

もっとも優れた施術なのかな?

 

 

 

それを追い求めるよねえ?

すごいから。

 

 

 

・・・

 

 

 

でも

ふと

思うんですよね、

そういう話をしていると

 

 

もやもや、

 

 

 

あのひとのはどう、

あのひとの集まりはどう、

 

なんか、そういうことでは

少なくともないでしょう。

 

 

 

施術って、

深く入ることを

神秘や不思議に到達することに

価値があるのかというと、

 

必ずしも

そういうことではない。

 

 

施術は、

導かれる。

 

 

それに従う、

生命の動きに沿う。

 

 

どこに治癒が起こるのか、

どこに到達し次に向かうのか

それは、施術者の意図して決めることではない。

 

 

 

必要なことが

必要なタイミングで

起こる。

 

 

それに従う、

 

何も乱すことなく

純粋なままに何も混ぜず、

足跡を残さず、そこを去る。

 

あとは自然の治癒の手に

そのまま手渡す。

 

 

 

どこまで深く入れたか、に

価値を持つと、それを求める

意図が入る。

 

純粋なまま

何も混ざらない施術をしたい。

 

 

必要なことが起こり

導きに従う、

 

それは、

浅い領域を、

少し深い領域を、

動き、終わることもあるでしょう。

 

それが、今に必要な

ことなのなら。

 

 

 

施術者として

深く、すごい

神秘を行うこと

素晴らしい施術をすることではなく

 

 

今必要なことを

何も混ぜず、純粋のまま

 

体の叡智が、見せようとしていること

送られたサインを指示をそのまま

受け取ること、

 

そうあるのが、施術者ではないかな、

と思ってる。というか、思うようになってきた。

 

 

 

深く入ろうとか、

神秘に触れよう、

 

 

とかナシに

 

 

 

意図を全て手放して

施術すると、

 

 

神秘に到達したり

神秘を起こすのではなく

 

背景にいつもあった

神秘に参加する

施術になるような

気がする。