背景にある全体像
ロルフィング、バイオエナジェティック・オステオパシー、フラワーエッセンス、トラウマワーク、、わたしのワークの全てに共通する全体像について書いてみます。(編集中)
ロルフィングも含め、全てのワークの背景にある基盤となっているのは、バイオエナジェティック・オステオパシーの世界観です。そこから、全てを紐解いてみましょう。
どんなときも。病の人も、健康の人も、同じ”生かす力”が働いている。
まず、病とは何か?健全とは何か?その全体像を描写してみましょう。
病んでいる人も、元気な人も、生きています。大前提。生きている。
バイオエナジェティック・オステオパシーの世界から見ると、どんなに病んでいても、死にかけていても、元気で健康な人と生命力は等しいです。何も欠けておらず、決して損なわれたり失われてはいません。
我々を”生かす力”は働き続けている。
その”生かす力”で施術するのが、バイオエナジェティック・オステオパシーです。
病変とは何か?健全と結びついている。
病変(病、歪み、傷)とは、なんでしょうか?悪いモノ??
その前に、体とは、こころとは、精神とは、感情とは、思考とは、、魂とはスピリットとは、なんでしょうか?スピ系とは違う、実質として捉えてみましょう。
肉体、感情、思考、、スピリット。すべては密度の違う実質。
バイオエナジェティック・オステオパシーから見ると、精神、こころ、スピリット、魂、肉体、、これらを別々の違う分離したモノとはみなしません。すべて、同じものの別表現(?)。ただ、密度が違う、レート(リズム)が違う。すべては、フィールド、エネルギーの荒さの違い。それは、知覚できる肌感覚でわかるもの。
イメージや想像は使わない。物理的に知覚する。
バイオエナジェティック・オステオパシーでは、スピ系とは違いイメージや想像は一切使いません。自分の頭で作り出したりは一切しません。絶対、やりません。思考で作り出したり、イメージさせたりすることは、ある程度高度なことができるでしょうが、われわれのあらゆる領域にわたる存在の全体から見ると、すごい低レベルな領域になってしまいます。そして、イメージや想像で作り出すものは、危険です。そこに必ずエゴが入り込んでしまうから。その危険性もあとで述べましょう。
物理的に知覚できる、世界。体の現実とは?
バイオエナジェティック・オステオパシーの施術者は、(イメージや想像は使わず)身体感覚で世界の実質を捉えます。体の現実とは、肉体だけではありません。感情も、思考も、それに対応するフィールド(からだ)があります。
・・・やっぱり文字では説明できそうにないので、セッションルームでお会いしましょう。
カラダはレートを持っている。
上記のように、固体、液体的、気体的、という3つに分類されるフィールドが体にはあります。それぞれ、肉体、感情あるいは代謝、思考あるいは自然界、に相当します。
たとえば、液的フィールドの体に病変があると、本来透明で綺麗なカラダ(フィールド)は澱んだり、乾燥したり、ズレたり、欠けたりします。すると、感情的にも不安定になりますし、ここは代謝にも関わっています。
スピ系ではなく、肉体、感情、思考はフィールドとしてレートを持っており、それを手の感覚で知覚することができます。イメージではなくリアルです。
感情、思考、本質(スピリット?)それぞれのレートを知覚する。
現代人は液的フィールド(感情、代謝)に病変を多く持っていると言われます。たとえば、物理的な衝撃、感情的な衝撃、薬やワクチンなどでも中心軸からズレたり、乾燥したり澱んだり、さまざまな症状をもちます。調子が悪くなる。しかし、逆に言うと、この領域の病変を解消し、液的フィールドのカラダが綺麗になっていくと、症状も消えます。
バイオエナジェティック・オステオパシーは、カラダを扱います。精神や心を別のものとして扱うことはせず、ただカラダを扱います。そして、解消していく。
本質(スピリット?)はどこにある?
カラダの3つのフィールド(肉体、液体的、気体的)を先に書き出しましたが、スピリットはどこにあるでしょうか?(しらんけど。)スピリットというとよくわからなくなるので、もっと別の表現でいうと、我々を生かす力、生命力、我々の本質。肉体や心や思考、すべてが消えても最後に残るもの。
それは、赤ちゃんがやってきたところ、死んだら帰っていくところ、かもしれない。
生命力の根源は?我々を生かす力はどこにある?Dスティルネス(静寂)の領域。
Dスティルネスの領域にまでいくと、知覚が変わります。捉えられないものを捉える、見えないものを知覚する。知覚の使い方が、日常とは変わります。ですので、慣れないと、”ないこと”にしてしまっているものです。
それが、体のフィールドにあるのです。我々を生かす力。
それに触れ、そこに従い、我々は意図を手放し、思考を、願望を、欲求を、良い悪いを、望みを手放し、何もなくなる。そこから、施術が始まります。すべて、そこで施術は導かれていきます。エゴのない領域。
スピ系ではない、リアル。
目で見、肌で感じ、耳で聞き、匂い、味、五感を通してこの世界を知覚し、リアルだと認識できるように。五感を通して知覚できないものを、五感を通して知覚することが、バイオエナジェティック・オステオパシーの施術者がトレーニングしていることです。
物理的な身体感覚で捉えられる、フィールド。
何もできないひとになる。バイオエナジェティック・オステオパシーの施術者。
簡単にいうたら、全て勘と運と縁に従う、しかし、それが、たまたまではなく100%の確率で完璧な自己治癒力が再現できるレベルの施術が、エゴのない領域、Dスティルネスで起こることです。そのためには、見えないものを知覚することが必要。それは、イメージや作り出すものではできない(かえって危険となってしまう)エゴのないところで、自分を捨て、誰かの要求も欲求も願いも捨てて入っていく領域です。
ですので、自分の思い通りには決していなない、ただ、ただ、自然界の秩序(生命の働き)に従うのみ。それが、バイオエナジェティック・オステオパシーの施術者の運命です。なにもできないひとになる。
治癒する者
治癒をするのは、施術者ではなく自然界の秩序(生命の働き)です。施術者は何もできず、ただ、治癒の働きに従う。何も邪魔しない、足跡を残さない。自己治癒、生命力が、次に何をしてどういう方向に進み、どんな流れを生み出して進んでいくのか?それに従い決して邪魔しない、遮らない、それが、施術ですること。そのためには、施術者は見えない生命の働きを知覚しなければならない。それが、バイオエナジェティック・オステオパシーの施術者。そして、施術後は、その流れ、治癒の流れの進むままに、自己治癒が進んでいく。さらに、進んでいく。
われわれを生かす力は皆に等しく働いている。
フィールドの話が出てきたところで、病変とは何か、つづきをみてみましょうか。これが説明できたら、死にそうな人も元気な人も同じ生命力であり、決して生命力は損なわれたり失ったり減ったりしないことが、なんとなくわかるかもしれません。われわれを生かす力は皆に等しく働いている。
病変(病、歪み、傷)はどうやって作られたか?
たとえば、こんなファンタジーを。あるとき、物理的であれ感情的であれ、衝撃を受けた!その衝撃のエネルギーを受けた時、あるいは、そのちょっと前の瞬間に、生命の叡智は(生命力は)その衝撃のエネルギーが波及して全体が崩壊しないように、そのエネルギーを一点に集約して、保持する。周りに広がらないように、、それが、病変(病、歪み、傷)。
病変(歪み、傷)は全体を守っている。
病変は、全体を守るためにエネルギーを集約しそこに配置された。病変は、全体を守っている。バランスを保持している点。それを、悪いモノだからという人間の判断で、取り去ると?その時は良いように見えても、全体が崩壊する。人間の理論理屈、想いや良いことは、使えない。必ず矛盾を生み出すのが、人間の意図。
病変を作り出したのは生命力。
病変を作りそこに配置したのは、体の叡智。生命力です。病変はそこに存在し続けるために、生命力からエネルギーの供給を受け続けています。つまり、病変の中には健全(生命力)が必ず存在する。
病変を解消するのは、健全(生命力)。
病変は必ず健全にエネルギー的につながっています。なぜなら、上記のように病変を作り出したのは健全、そして、そこに維持しているのも健全(生命力)だからです。
病変(症状)が見えた時、かならず、健全(生命力)がある。施術者の仕事は、病変(症状)をなんとかすることではなく、健全を見つけることです。
なぜなら、病変を作り出したのが健全ですので、解消も健全から行えるのです。それしか、ないです。問題をなんとかしようとする時、拡大します。健全(静寂)を見つけ、そこに繋がりを見つけ、健全(静寂)から働きかける時、病変は解消できます。
その仕組みは、ここでは言いません。文字では難しいし、施術を受けてもいないと、わからない。少なくともベーシック10シリーズは完結してくださいませ。身体には変容の段階があり、シフトが起こります。その段階に応じて、理解できることがあるようです。
(ベーシック10シリーズ後につづく)
危険な施術と生命の秩序に沿う施術の違い。スピ系のおかしなものと、聖なるものの違い。全ての分野にわたる共通する世界。そこにあるものを、正しく認識したいものです。
(つづく)