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祈りがない

 

 

スリランカ、トランジットのツーリストには何もわかることないけど、どうやら本当のアーユルヴェーダは、お金持ちとツーリストのためのもの。みたい。

 

今日見た限りにおいて、

政府がやってるアーユルヴェーダの病院、と、プライベートのアーユルヴェーダのセッションがあります。

 

 

政府のやってるアーユルヴェーダの病院は(西洋の病院も)無料で受けられます。

薬も無料。ドネーションを受け付けてます。今回の旅で想定外にお金使っちゃったのもあって、政府のやってる病院のアーユルヴェーダの方を案内してくれました。

 

想像していたアーユルヴェーダは、クライアントの状態を知覚を通して把握する、、皆違う、、静かに耳を澄まし問いかけがやって来るのをまつ。触診、会話、目を閉じて、静かになる。患者ひとりひとりに必要なことを見つけていく。症状に対する対処療法ではなく、原因を見つけ生き方を変えていくやり方。そんなイメージがありました。

 

お金のない人たちの行く政府のアーユルヴェーダの医師、症状を聞く。「もうOKだけど風邪をひいて咳が出る、左耳の鼓膜、」など。しかも私から問診したのではなく、その案内してくれたスリランカ人に軽く事前に話しておいたことだけを、さらっとスリランカ人が喋ってただけ。私はひと言も話していないうちに、終了。

 

のどには、これとこれとこれ、3種類。飲み方を英語で説明する。(←英語はできる人やん。)で、さようなら。誇張ではなく、それだけ。西洋の対処療法みたい。(そのあとちょっとこちらから色々聞いてみたけど。コロナのワクチンはどう思ってる?とか。絶対よくないらしい。)

 

想像してたのとちがうなあ、と伝えると、、どうやらこういうこと↓らしい。

 

政府の病院は、みなこんな感じ。タダだし。医師は16:30で営業終了。その医師は、17:00になると自宅に帰ってプライベートのアーユルヴェーダセッションを受け付ける。それが想像してたようなアーユルヴェーダのセッション。予約をするだけで3千円くらい。セッション受けて薬代が別にかかり、薬によって値段が違うけど少なくとも1万円はかかる。

 

貧富の差が大きくとても一般人は受けられない。想像するようなアーユルヴェーダの治療は、そのお金が出せるお金持ちとツーリストのもの。

 

スリランカでアーユルヴェーダ受けてみようと思ったけど、もういいや、て思った。(その真髄にある哲学をエッセンスとしてフォローしているひとは、一体どのくらいいるのかしら?逆に、日本の方に本物があるかもしれない。)フライトまで時間がめっちゃあるので、ローカルのアーユルヴェーダのマッサージを受けるのもありかと思ったけど、エッセンスをフォローしてない人から現地だからといって受けるのは恐すぎる。身体おかしくなりそう。

 

近くのお寺とか連れて行ってくれたけど、お世話されてなくて荒れた感じ。一部にスティルネスはあった。場を清浄にすること、大切だなと思いました。(インドとか汚くなることあっても常にイタチごっこのそうじされてて、流れがキレイなんですよ。日本人目線では汚くても、ゴミの横で屋台がご飯出してても、何かが保たれている。)観光にまーったく興味がないので案内してくれた人を困らせたと思うけど。何もせず、帰国になります。

 

清浄な、場を。。そんなとき、たまに美しい光が降って来るのが、この国では印象的でした。

 

 

以上、1日だけのトランジットツーリストの感想でした。

 

 

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お坊さんを一人しか見かけなかった。

どこかにいるはず。

スリランカは仏教の国、

また、祈りの場を、大きな何かを信じているひとたちに

出会いたいと思います。